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東急電鉄がクレカタッチ決済導入へ。2023年夏より実証実験

2022年12月08日 16時50分更新

文● ASCII

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 東急電鉄など5社は、2023年夏より東急線でVisaをはじめとする「クレジットカードのタッチ決済」および「QRコード」を活用した企画乗車券の発売や改札機の入出場に関する実証実験を開始する。

 クレジットカードのタッチ決済を活用した乗車券サービスに関する実証実験は首都圏の鉄道事業者で初の取り組みとなる。2023年夏に一部先行駅(田園都市線を中心とした各駅)、2024年春に東急線全駅を対象に実施する予定。

 タッチ決済による乗車では、乗車券販売サイトにて企画乗車券を事前に購入し、タッチ決済に対応したクレジットカードなどを入出場時に改札機にかざすことで改札を通過できるようになる。また、タッチ決済に対応したクレジットカードを使用した後払いも可能になる。対象ブランドはVisaのみで、他ブランドについても導入を検討中。クレジットカード以外にデビットカードやプリペイドカードのタッチ決済も利用可能だ。

 QRコードを活用した乗車では、乗車券販売サイトにて企画乗車券を事前に購入し、スマホに表示されたQRコードを入出場時に改札機の読取部へかざすことで、改札を通過できる。

デジタル乗車券プラットフォーム

 本実証実験では、東急電鉄、東急、三井住友カード、日本信号、QUADRACの5社が協働し、「デジタル乗車券プラットフォーム」の構築を目指す。乗車券販売サイトは、東急のDX特別組織「Urban Hacks」が構築する。改札機の通過などのサービス構築には、三井住友カードの提供する公共交通向けソリューション「stera transit(ステラ トランジット)」を東急線に導入する。

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