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テラデータとVcinity、世界中に散在するデータを迅速かつ効率的に統合し、世界規模でビジネスインサイトの活用を促進

日本テラデータ株式会社
2022年12月08日

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日本テラデータ株式会社
データ間の距離に制約されない柔軟性が、データ活用のパフォーマンスを向上し、データ管理の効率化とコスト削減も実現


サンディエゴおよびサンノゼ 2022128 - テラデータ(NYSE: TDC)とVcinityは、クラウド、ハイブリッド、オンプレミス環境における長距離ネットワークを介したデータ接続の障壁を低減する共同ソリューションを発表します。テラデータのクラウド・アナリティクス・データプラットフォームTeradata VantageCloudとVcinityの技術を使用することで、企業はアクセスに時間がかかるデータや物理的に非常に遠方にあるデータをより簡単に接続し、活用できるようになります。この共同ソリューションは、テラデータの機能拡張により、クエリのスピードとパフォーマンスを向上させています。このソリューションにより、広範囲にデータが分散している企業は、業務効率と事業継続のために利用できる単一のグローバルなデータセットを容易に作成できるようになります。テラデータとVcinityの提携により、世界中で事業を展開する多国籍企業は、データがどこにあるかに関わらず物理的距離に左右されることなく、今日の市場競争において求められるスピードで、データからビジネスインサイトを得ることが可能となります。

企業のデータは日々増え続け、多くの企業がデータのサイロ化に悩まされています。なぜなら、事業を展開している多くの国では、たとえクラウドであっても、特定の種類のデータの保存や移動の方法について、厳しい規制やコンプライアンスルールに対応する必要があるからです。さらに事態を複雑化しているのが、このようなデータの中には、長期的にオンプレミスに保存する必要があるものと、単に保存した方が望ましいといったレベルのものが混在しているという事態です。そうしたことから、こうした多国籍企業はハイブリッドシステムを使用してデータを接続し、地球の裏側からデータを照会しているのが現状です。このような状況にある企業にとって、いかに強力なシステムであっても、データを十分に活用してビジネス上のインサイトを得る上で、そのクエリの速度とパフォーマンスが大きな課題となり得ます。Teradata Vantageプラットフォームの機能にVcinityのテクノロジーを追加することで、オンプレミスにある機密性の高いデータセットをクラウドから今まで以上に高速にクエリ処理することができるようになります。また、クラウド上の共有データセットをオンプレミスのテラデータのシステムからクエリすることもできます。

テラデータのグローバルパートナー&アライアンス担当SVP Lisa Stewartは、次のように述べています。「テラデータの顧客企業の多くは、特定の国にデータを保管する必要がある世界最大手の多国籍企業であり、その多くはハイブリッド環境で業務を行っています。最高のインサイトを得るためには、これらのデータソースを日常のミッションクリティカルなアナリティクスに含める必要がありますが、長距離またはマルチプラットフォームのクエリは、必ずしもビジネスのスピードに合わせることはできません。地理的に多様な環境における多面的な規制の課題に直面している企業は、テラデータのエコシステムにVcinityを追加することでスピードと処理能力を増強し、データを移動せずにローカルに近い最適なアプリケーションパフォーマンスを実現できるようになりました」

この共同ソリューションにより、特にハイブリッド環境において、企業があらゆる場所でより迅速にデータをその場で共有できるようになります。また、従来のローカルストレージシステムへのデータの移動やコピーに伴い発生する余分なオーバーヘッドやデータ移動に伴い頻繁に発生するデータガバナンスやデータリネージに関するコストの削減、そして従来のこれらの移動作業に伴う困難が軽減されます。

Vcinity 会長兼CEO Harry Carr氏は「テラデータは、Vcinity にとって理想的なパートナーです。当社のソリューションは、複雑かつ広範で、物理的に分離されたエコシステムで最も大きな効果を発揮します。テラデータの顧客には、すでにテラデータを利用してシステムのパフォーマンスと価値を最大限に引き出しているこうした多国籍企業が多数存在します。我々は、テラデータとともに、世界中の企業の多様なデータセットにおいてスピード、パフォーマンス、柔軟性を向上させるための基盤を構築し、多くの企業と協業できることを楽しみにしています」

共同ソリューションの主な特長は以下の通りです。
非ローカルデータへの即時アクセス:テラデータシステムからローカルシステムだけでなく、他拠点の関連システム、そしてリモート、データの保管場所や方法に関わらずあらゆるデータにアクセスし操作できるようになるため、マルチロケーション、マルチクラウド、ハイブリッド環境において、より優れた機能とパフォーマンスを実現できます。これは、最初の1バイトがクラスタに到着した直後に処理を開始できることを意味し、アプリケーションのパフォーマンスを向上させ、価値実現までの時間を短縮します。

センシティブなデータセットに対する 機能拡張:高性能なアナリティクスアプリケーションは、セキュリティ、コンプライアンス、その他の要件により、特定の場所に保管しなければならない機密データやロックされたデータのアクセスを必要とする場合があります。Vcinityは、そうしたデータを物理的に移動せずに迅速にアクセスできるようにすることで、データを保存している国や場所のデータ要件を順守しながらデータを活用できます。また、非常にセンシティブなデータを持つお客様が、ローカルにデータを保存しながらクラウド上のテラデータの機能を活用できるようになります。

より迅速なデータ移動の実現:企業はデータを移動させるとき、アプリケーションをダウンタイムなく稼働させながら移動させることが求められます。帯域幅が本番システムに使用されている場合、大規模なデータセットを移動させようとすると、一連のプロセスに時間がかかり、複雑な作業になります。この共同ソリューションを利用することで、プライマリクラスタとサブクラスタを連携させることができ、分離されたクエリ結果をすぐに利用できるようになり、データ移行全体をより高速に行うことができます。

ローカル並みの高速バックアップ:大規模なデータセットでは、既存のデータ移動ソリューションの限界が試されます。Vcinityは、利用可能な帯域幅の90%を維持し、あらゆる距離で継続的にデータスループットの最適化を行っています。これにより、オフサイトレプリケーションはかつてないほどのスピードで動作し、24時間のバックアップウィンドウを短縮して、積極的な目標復旧ポイント(RPO)を達成することが可能になります。さらに、あらゆる距離で予測可能なパフォーマンスにより、コスト最適化とロケーション(およびSLAを満たす能力)に基づいたバックアップロケーションをより柔軟に選択することができます。

詳しくは、https://vcinity.io/teradata-solution/ をご覧ください。

Vcinity, Inc.について
Vcinityは、データがどこに存在するかを問わず、アプリケーションからデータに瞬時にアクセスして操作できるようにすることで、企業のデジタル変革の俊敏性と速度を向上させます。Vcinityのソリューションにより、コンピュート付近でのデータの移動、コピー、キャッシュの必要性がなくなります。アプリケーションは、データを作成した時点で、LANのパフォーマンスで処理することができます。Vcinityの詳細については、https://vcinity.io、TwitterとLinkedInでご確認ください。
テラデータについて
テラデータは、企業向けコネクテッド・データ分析プラットフォームをマルチクラウドで提供し、小規模から大規模まであらゆるデータ活用を可能にします。将来の大規模かつ混在するデータワークロードを今日から扱える柔軟性を提供するのは、テラデータだけです。詳しくはteradata.jpにてご確認ください。

[2022年11月30日にテラデータ・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です]

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Teradataロゴは商標であり、Teradataは米国およびその他の国におけるTeradata Corporationおよび/またはその関連会社の登録商標です。

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