一般社団法人BOSS-CON JAPANは12月6日、PHP技術者認定機構のPHP教材ドキュメントを商用非商用問わず無償で改変権、利用権を付与する「PHP Open Textbook」を発表した。2023年1月1日にベータ公開予定。
全世界のウェブサーバーの77.4%に普及しているPHP(W3Techs)は世界で一番利用されているウェブ技術のひとつ。アフターコロナの対応やDXプロジェクトの隆盛によってウェブの重要性が増し、Indeed Japanの求人数集計では求人数前年比で2倍以上に増加し、30万件を超えるという。
また、今後、業界ではPHP7の教材をPHP8の教材に差し替えていく作業工数が発生するため、BOSS-CON JAPANでは各社が個別に開発しているPHP教材の開発工数の削減を目的に、PHP教材ドキュメントを商用非商用問わず無償で技術ドキュメントを公開し、改変権、利用権を付与するPHP Open Textbookを発足することを決定。PHPの教材がPHP7以前からPHP8にバージョンアップすることの促進も目的という。
公開ドキュメントに対しては広くプルリクエスト受け付けられるようにし、コミッターとしては、PHP技術者認定機構のCTOである古庄道明氏、エバンジェリストの三雲勇二氏(プライム・ストラテジー株式会社)が着任する。
PHP Open Textbook公開プロジェクト
・PHP初学者・上級者向けテキストブックを公開し、商用非商用を問わず改変権と利用権を無償で提供
・PHP技術者認定機構が運営し、利用者が常に最新のテキストブックを利用できるようにする
・初期段階ではPHP8.xに対応したテキストブックを公開し、複数のOSへの対応したドキュメントを公開する予定
・公開ドキュメントのライセンスはCC-BY 4.0国際とする
・公開場所はgithub