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Notion創業者、再び京都へ オフライン開催となった全国ミートアップに潜入

2022年11月15日 12時00分更新

文● 柳谷智宣 編集●大谷イビサ

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NotionアンバサダーがLTを披露 仕事に、編集に、教育現場に

 続いては、Notionアンバサダーによるライトニングトークだ。一人目はエンジニアの円谷雄二さん。NotionのAPIを使って、「Fast Notion」(https://fast-notion.com)という簡単にメモをNotionに保存できるアプリやTwitterを自動的にNotionに転送できるアプリを開発している。

「日本のスタートアップ企業である円谷さんの会社は、Notionを何に使ってるんですか、とよく相談いただきます。僕はいつも、連絡ツール以外は全部ノーションでこなしています、とドヤ顔で答えています」(円谷さん)

 連絡ツールはSlackやGmailを使っているものの、それ以外のタスク管理やプロジェクト管理、ドキュメント管理などはすべてNotionで管理しているという。

 ドキュメント管理では、エンジニアリングのドキュメントはNotionの子ページを使って作成していた。一工夫としては、それぞれのドキュメントに「書いた人」を追加している点。ドキュメントは時間が経つと陳腐化するので、誰が書いたのかを明示し、メンテナンスできるようにしているという。

「3年間運用してみて、結論は最高です。Notionになって、会社の運営がすごくよくなりました。ただ、個人利用とは違って難易度が高い面もあり、チームにひとりは、情報設定やエンジニアリングの知識を持っている人が必要です。もし、いない場合でも、テンプレートという素晴らしい機能を使えばいいと思います。僕の方も今後有益なテンプレートをSNSで発信していきます」(円谷さん)

Notionアンバサダーの円谷雄二さん

円谷さんの会社では連絡ツール以外は全部Notionを使っているそう

 ライトニングトーク2番手は外資系IT企業のエンジニアであり、Notionアンバサダーのまみぞうさん。2022年7月に「はじめるNotion」という書籍を出版しており、その執筆をNotion上で行なった様子を紹介してくれた。

 慣れているNotionで文章を書き、スクリーンショットを撮ってNotionに貼りつけたそう。編集者とはコメント機能でコミュニケーションした。本の表紙やカバーもデザイナーと調整して決めて、印刷所に納品するが、このスケジュール管理までNotionを使ったそう。

「はじめ編集者さんはNotionの初心者だったのですが、書籍ができあがったころにはNotionについてものすごく詳しくなっていました。他にも仕事でもプライベートでもほぼNotionで管理しています。今は、私の生活にとってなくてはならない存在です。Notionに出会う前はまさか出版するとは夢にも思っていなかったので、まさにNotionは私の人生を変えたライフチェンジャーです」(まみぞうさん)

Notionアンバサダーのまみぞうさん

執筆からプロジェクト管理までのすべてをNotion上で行なった

 トリを務めたのは東京都立産業技術高等専門学校教授であり、Notionアンバサダーのhkobさん。今回はオンラインでの参加となり、教育現場でのNotion活用事例を紹介してくれた。

 hkobさんは東京都立産業技術高等専門学校で、今年から新しいコースを受け持つことになったので、実験実習の指導書をすべてNotionで提供しようと考えたという。

「指導書をNotion上で学生に公開しています。学生が課題を提出する際も、課題提出用のテンプレートを配布しているので、直接結果を記録できるようにしています。学生にはタスク管理のテンプレートも配布していて、実験中のメモとかも常に記録させています」(nkobさん)

 うまく活用できたので、既存のコースでも授業をNotion化したそう。これまでGoogleドキュメントを使っていたのだが、Notionがマークダウン構文の「Mermaid」に対応したので、全部移行した。

「前年の授業をうまく複製すれば、次の年の授業はすごい楽できるかなと、来年に期待しております。このような素晴らしいサービスを提供していただいているアイバンとサイモンに感謝を。本当に、こんな素晴らしいツールを提供していただき、ありがとうございました」とhkobさんは締めた。

Notionアンバサダーのhkobさん

ソフトウェア設計の共同執筆にもNotionを活用している

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