LEDでピカピカ光る機能があれば“ゲーミング”と呼ぶと風潮もあるが、一般に、ゲーミングディスプレーといえばリフレッシュレートが高いディスプレーのことを指す。
リフレッシュレートとは、1秒間に書き換え可能な画面数のこと。普通のディスプレーでは60Hz……つまり、1秒間に60回の書き換え(60Hz)というのがほとんどだが、ゲーミングディスプレーでは120回(120Hz)以上に対応していることが多い。
書き換え回数が多いと何がいいかといえば、そのぶん省かれずに描画されることだろう。リフレッシュレートが低ければ、素早く動く物体が飛び飛びでしか表示されないが、リフレッシュレートが高いと省かれていた画面も表示されるようになるため、滑らかに動いているように見えるわけだ。
また、次の画面が表示されるまでの待ち時間が短くなるため、より早く新しい情報を表示できるというのも大きい。とくに一瞬の判断が勝敗を大きく左右するFPSでは、このわずかな差が有利に働くこともあり、ゲーミングディスプレーが重宝されている。
そんなゲーミングディスプレーのひとつとなるのが、「32GQ850-B」。通常設定で240Hz、OC設定では260Hzという高リフレッシュレート表示に対応した製品で、DisplayHDR 600に対応し、白飛びや黒潰れの少ないリアリティのある画面表示が可能というのが特徴だ。
画面サイズは31.5型と大きく、解像度はWQHD(2560×1440ドット)。パネルは視野角の広いIPSで、ゲームに最適なものとなっている。
「32GQ850-B」の主なスペック | |
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画面サイズ | 31.5型 |
パネル | Nano IPS |
解像度 | 2560×1440ドット |
アスペクト比 | 16:9 |
表示色 | 約10.7億色 |
輝度 | 450カンデラ |
コントラスト比(標準値) | 1000:1 |
応答速度 | 1ms(GTG) |
色域(標準値) | DCI-P3 98% |
HDR | DisplayHDR 600 |
同期技術 | FreeSync Premium Pro、G-SYNC Compatible |
インターフェース | HDMI×2、DislayPort 1.4、USB 3.0アップストリーム、USB 3.0ダウンストリーム×2、ヘッドホン出力 |
高さ調節 | 110mm |
チルト | 前-5度、後15度 |
ピボット | 右90度 |
サイズ/重量 | 714(W)×278(D)×504~614(H)mm/約8.2kg |
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