Lepton WS3900WRX80Aをレビュー
Ryzen Threadripper PRO 5975WXの性能を引き出す100万円超えPC
2022年10月30日 11時00分更新
360mmラジエーターの簡易水冷クーラーで安定冷却
32コア/64スレッドCPUの性能を引き出す最重要パーツはCPUクーラーだ。本機は360mmラジエーターの簡易水冷モデル「Celsius S36」を採用。こちらもFractal Designの製品で、サイコムの看板モデルとなるデュアル水冷PC「G-Master Hydro」のExtremeシリーズでも使われているもの。つまり、実績のあるハイエンドクーラーを使用しているわけだ。
大型ラジエーターを備える簡易水冷クーラーは、動画エンコードやCGレンダリングなど、長時間高負荷が続くケースではかなり心強い存在だ。ワークステーションは計算に何日もかかるシミュレーションをすることもある。そんな時は安定性が命になるが、本機のクーラーならばっちりだろう。
なお、PCケースの吸気はこのラジエーターのファンだけではなく、底面の140mmファン×3でも行っている。
今回の構成はGeForce GT 730搭載ビデオカードなので、そこまで内部のエアフローを気にする必要はない。しかし、GeForce RTXシリーズの上位モデルを選ぶ人にとっては、この底面吸気ファン×3はありがたい存在になるはずだ。