米マイクロソフトは10月18日(米国時間)、エクスプローラーのタブ対応などWindows 11の新機能を提供開始した。新機能は、オプションのプレビューリリースとして同日から利用可能となり、11月のセキュリティー更新プログラムのリリースで、Windows 11バージョン22H2のすべてのエディションに向けて提供する予定。
エクスプローラーでは、ファイルの整理やフォルダの切り替えが簡単にできるタブ機能を追加。よく使うファイルをピン留めできるお気に入りセクションを追加するほか、OneDriveと連携して誰が最近ファイルを編集したか、コメントをしたかといった情報を確認できる。また、コンテンツを共有する際に、Microsoft 365アカウントに基づくパーソナライズされた提案を表示できる(別途サブスクリプション契約が必要)。
日常業務向けの機能として、テキストの内容からユーザーのニーズを予測し、ユーザーが取りたいであろう行動を提案する。たとえば、文章の中に電話番号や将来の日付があった場合に、これらの情報をハイライト表示し、クリック操作をすることで、スマホ連携、Teams・Skypeなどの通話や、予定の追加、招待先への追加などが可能。
タスクバーでは、ピン留めしているアプリがスペースに収まらない場合に、タスクバーの上にオーバーフロー表示する機能を追加。また、タスクバー上で右クリックしたときに、タスクバーの設定に加えてタスクマネージャーに直接ジャンプするオプションを搭載した。
また、共有先デバイスを拡張し、デスクトップ、ファイル エクスプローラー、フォト、Snipping Tool、Xboxなどのアプリケーションから、より多くのデバイスにファイルを直接共有できるようになった。
フォトアプリは10月末よりUIを刷新し、スマホ、カメラ、OneDriveなどの写真を一括で管理できるようになる。また、OneDriveに保存された過去の写真をハイライト表示する機能のほか、iCloud for WindowsをインストールすることでフォトアプリからiCloudフォトライブラリにシームレスにアクセスできる連携機能を11月に提供する予定。
さらに、AndroidアプリやゲームにアクセスできるAmazonアプリストアを世界31ヵ国で提供開始し、5万以上のタイトルがWindowsデバイスにダウンロード可能になる。