エコを意識した新カラバリ“Earth Blue”やTeams認定モデル「LinkBuds UC」
ソニー、LinkBudsシリーズを新展開
2022年10月26日 10時00分更新
粘度の違いを逆手に取った、LinkBuds Sの新色EarthBlue
LinkBuds Sの新色EarthBlueは、ハウジングの製造時に“エコな新技術”を採用。再生プラスチックの使用に加え、地球をイメージしたマーブル調の柄をデザインに取り入れている。マーブルの入り方には微妙な個体差があり、1台1台が異なるデザインになるという。スペックについては従来機種と同様。販売価格も同じになる見込み。
ソニーグループでは“Road to ZERO”という環境計画を立てている。まずは製品ごとのプラスチック使用量を10%減らし、2050年までに環境負荷ゼロを目指す試みだ。イヤホンを例にとると、昨年の「WF-1000XM4」からパッケージにブレンドマテリアルの再生素材を採用。「WF-C500」などエントリークラスの製品でも梱包の小型化に取り組んできた。さらにLinkBudsシリーズでは外装パーツに再生プラスチック素材を使用している。
これまでのLinkBudsでは、クルマからの廃材を使用した再生プラスチック素材を利用していたが、EarthBlueではこれに市場から回収したウォーターサーバーボトルの材質を配合している。ウォーターサーバーボトルの材質は粘着性が高く、従来素材と混ぜると製造時に縞模様が入ってしまうが、これをデザインにうまく生かした形だ。なお、再生素材使用率自体は従来と同様となる。
このモデルの発表に合わせ、LinkBudsシリーズの売り上げの一部を環境保護団体に寄付していく決定もしたという。
環境保護団体の支援については、LinkBuds Sの全カラーが対象になる。国際NPOのConservation International(CI)に、1台につき2ドルを寄付。人類の生存に欠かせない海を守る活動に役立ててもらうそうだ。