カシオ計算機は右手使用時の打ちやすさを追求した結果、操作面を3度の角度で傾斜させキーを階段状に配置した新構造の「人間工学電卓 E-12D/DE-12D」(以降、人間工学電卓)を10月6日に発表した。
サイズは2サイズをラインアップし、ジャストタイプ(JE-12D)は予想実売1万450円前後、デスクタイプ(DE-12D)は予想実売1万1000円前後で10月21日から発売する。
プロジェクト開始から4年で発売にこぎ着けた人間工学電卓は、「人が電卓に合わせるのではなく、電卓が人に合わせる」をテーマに、電卓操作時の手や指の状態を専門機関とともに徹底に分析したという。
分析により「電卓を操作した際には手が外側に傾く一方、キーの打鍵は垂直」という特性に着目。操作面を従来のように平らではなく横方向に3度傾斜させ、キー自体は常に垂直方向に打てるよう階段状に配置した「人間工学階段キー」を採用した。操作面は傾斜しているが、キーピッチやキーストロークなどは変更していないという。
アスマークによる試作機を利用したテストでは、83%のユーザーが「従来品よりも打ちやすい」と回答したとのこと。
なお、発売に先立ち東京・有楽町の「b8ta Tokyo – Yurakucho」にて実機を展示する。展示スペースでは、実際の使用時に近い環境で「人間工学電卓」の使い心地を体験できる。
・展示会場:b8ta Tokyo – Yurakucho
・住所:東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル1階
・展示期間:2022年10月6日~10月31日
・展示製品:人間工学電卓「JE-12D」「DE-12D」