このページの本文へ

iPhone 14徹底大特集 Plus復活にカメラ超強化のProも大注目! 第62回

【発売直前レビュー】軽量大画面、iPhone 14 Plusはゲーム・電子書籍で快適!

2022年10月06日 01時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

iPhone 14シリーズは広角・超広角のデュアルレンズカメラを搭載

6.1インチと6.7インチ、スマホカメラとしてはどちらが便利?

 iPhone 14シリーズには広角・超広角カメラによる、デュアル12MPカメラシステムが搭載されています。iPhone 13シリーズからイメージセンサーを刷新して、さらにハードウェアとソフトウェアの連係密度を高めています。

 さらに最新の画像合成技術である「Photonic Engine」が搭載されました。iPhone 13とiPhone 14 Plusで暗めの室内を撮影した写真にも差が現れます。iPhone 14 Plusのカメラは被写体の輪郭描写が鮮やか。色がくすまず透明感にも富んでいて、実際に目で見た印象に近く再現されます。

暗い部屋の棚に並ぶ干支マスコットをiPhone 14 Plusで撮影。輪郭がシャープに描かれます

同じ被写体をiPhone 13で撮影。iPhone 14 Plusの写真に比べるとわずかに粗っぽさが感じられますが、こちらも暗い場所で明るくきれいに撮れる印象

 ただ、iPhone 14シリーズのほかのモデルに比べてしまうと、iPhone 14 Plusの立ち位置はやや中途半端に感じられる部分もあります。

 カメラの性能を重視するのであれば、iPhone 14 PlusよりもiPhone 14 Pro Maxを選ぶべきです。明るい場所で近くの被写体を撮るぶんにはiPhone 14 Plusのカメラも遜色ないのですが、遠くの建物を写したい時にはやはりiPhone 14 Pro Maxが搭載する望遠カメラの有無がものを言います。さらに、Proシリーズにはマクロ撮影の機能もあり、被写体に最接近した写真でアーティスティックな表現を試したり、様々な発見が得られる楽しさが醍醐味です。

 iPhone 14とiPhone 14 Plusのカメラの性能は変わりませんが、iPhone 14 PlusよりもiPhone 14の方が31gも軽いことの差は日々のハンドリングに効いてきます。いわゆる「コンデジ」カメラのように片手で軽々と持ちながら、写真が撮れる操作感はとても魅力的です。

片手持ちで軽快に構えられるところがiPhone 14の魅力

 iPhoneにジンバルやミニ三脚を組み合わせて、手持ちで写真や動画を撮る時にも、より軽いiPhone 14のメリットが効いてきます。「スマホカメラ」としての活躍をiPhoneに期待するならば、筆者は「Proを選ぶ」「小さい方を選ぶ」のが鉄則だと思います。

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII.jp RSS2.0 配信中