日時を加減算する
get-dateは、.NET Frameworkのdatetimeオブジェクトを出力する。このdatetimeには、表のような加減算が可能なメソッドがある。
これらを使うことで、160日後、18ヵ月後といった日付を計算できる。こうした計算をする場合、get-dateコマンドをカッコで囲む必要がある。これは繰り返し計算するときにも面倒なので、一回変数に入れてしまう。
$d=get-date
とする。この場合、たとえば、「2022年10月1日」の150日後なら、
$d=get-date '2022/10/1'
$d.AddDays(150)
と言った具合だ。
引き算では負数を指定する。
$d.AddDays(-30)
で「2022年10月1日」の30日前の日付が得られる。
日付計算に関するTips
日付の計算では月末の日付が欲しいときがある。その場合は、省略したオプションを使う。get-dateでは、指定を省略したオプションでは、現在日時の指定が使われる。逆に言えば、日付指定では、現在日時が基準で、-monthや-dayオプションや文字列による日時指定は、現在日時の該当部分のみを書き換えると考えてもいい。
そうすると、「get-date -day 1」は、今年の今月の月初(1日)が得られる。今月末の日付がほしいなら、翌月1日の前日の日付を求めればよい。これならうるう年について何も考える必要がなく計算ができる。
(get-date -day 1).AddMonths(1).AddDays(-1)
“DayOfWeek”プロパティは、曜日を返す。ただし、英語である。結果を“[int]”でキャストすると、曜日に応じた0~6の整数値が得られる(0が日曜日)。
[int](get-date '2022/3/1').DayOfWeek
これを利用すると、2022年3月1日のある週の日曜日は
$d=get-date '2022/3/1'
$d.AddDays(-[int]$d.DayOfWeek)
となり、ここに1~6を足せば、月曜から土曜の日付を得られる。
Get-Dateコマンドが出力するdatetimeオブジェクトには、以下の表のようなプロパティがある。
get-dateで任意の日付指定をする方法がわかれば、あとは、AddDaysやAddMonthといったメソッドを使って増減することで日付計算は簡単にできるというわけだ。

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