MSI、第13世代インテルCoreプロセッサー対応Z790チップセット搭載マザーボードを発表
MSIは、最新の第13世代インテルCoreプロセッサーに対応したZ790チップセット搭載マザーボード4種を発表した。
第13世代インテルCoreプロセッサーは、高効率コア(Eコア)の数が増加し、1つのCPUで24コア、32スレッドとなっている。また、L3キャッシュは36MBに増加し、メモリーはDDR5 5600MHzをサポート。発売時には、i9-13900K、i7-13700K、i5-13600Kの3つのモデルが登場する。
MSI Z79マザーボードは、いずれも第13世代インテルCoreプロセッサーを搭載。フラッグシップのMEG Z790 GODLIKEには、26フェーズのDuet Rail Power System CPU電源回路(105A SPS)を搭載し、強力な電源回路設計に更新されている。
Z790チップセット搭載マザーボードの全モデルに、最新のワイヤレスネットワークソリューション「Wi-Fi 6E」を搭載。M.2容量も増加し、MEG Z790 GODLIKEマザーボードには、最大7つのM.2スロットを装備している。
今世代のMEG Z790 GODLIKEは、105A SPSで26+2 DRPS CPUパワーフェーズ設計まで増加した堅牢な電源回路を特徴としている。また次世代のVRM冷却設計を採用し、U-Shape VRMヒートシンクは、ダイレクトタッチクロスヒートパイプで冷却効果を高め、7W/mkサーマルパッドとチョークパッドでも冷却効果を高めている。さらにGen 5.0 PCIeスロットとGen 5 M.2をサポートし、128GB/sの転送速度を実現している。
MEG Z790 GODLIKEとMEG Z790 ACEは、MSIの特許取得済みマグネット式およびスクリューレスM.2 Shiel Frozrにより、簡単な取り付けを実現。M-Vision Dashboardは、タッチエリアを拡大し、スクリーンサイズを3.5インチから4.5インチに変更した。
MPGシリーズは、MPG Z790 CARBON WIFI、MPG Z790 EDGE WIFI、MPG Z790 EDGE WIFI DDR4、Mini-ITXのMPG Z790I EDGE WIFIの4モデルのラインアップ。MPGモデルは、最大19+1+1フェーズ、ヒートパイプ付きの拡張ヒートシンク、Lightning Gen 5.0 PCIeスロットを搭載する予定としている。さらにATXマザーボードには、特許取得済みのスクリューレスM.2 Shield Frozrを搭載。5つのM.2スロットを搭載し、MPG Z790 CARBON WIFIでは1つがLightning Gen 5、残りはPCIe Gen 4.0となり、Mini-ITXモデルでは3つのM.2スロットが搭載される。
MAGシリーズはゲーマーに人気のあるモデルの一つ。16+1+1フェーズDRPS電源回路設計、90A SPS、デュアル8ピンCPU電源コネクターを搭載し、MAG Z790 TOMAHAWK WIFIはどんなゲームでも快適に遊ぶことができるとしている。同シリーズは、Lightning Gen 5.0 PCIeスロット、2.5G LAN、Wi-Fi 6Eソリューションが搭載され、十分な性能と帯域幅を実現している。また、DDR4バージョンも発売する予定。
PROシリーズは、事業者向けに安定した機能性と高品質なコンポーネントを提供。今世代では、最大16+1+1 DRPSの電源フェーズに加え、Lightning Gen 5.0 PCIeスロット、M.2 Shield Frozr、2.5G LAN、Wi-Fi 6E、Lightning USB 3.2 Gen 2×2 Type-Cを搭載している。DDR5またはDDR4バージョン、Wi-Fiまたは非Wi-Fiバージョンなどを含めて全6モデルをラインアップする。
第13世代インテルCoreプロセッサーはLGA1700ソケットを採用しているため、BIOSを更新するだけで従来の600シリーズマザーボードとの後方互換性を確保することができる。MSI Z790マザーボードは近日中に発売予定となっている。