9月18日に開催された“秋のヘッドフォン祭2022”(主催:フジヤーエービック)。
finalは開発中のフラッグシップ完全ワイヤレスイヤホン「ZE8000」を公開した。5月にドイツ・ミュンヘンで開催された「HIGH END」で公開した製品。これまでfinalは「ZE3000」「ZE2000」を発売している。これらとはかなり異なる外観となっている。
スティック状に長く伸びた部分に無線アンテナやデジタル回路などを搭載。その横につながる形で、完全に分離したイヤホン部が用意されている。つまり、有線イヤホンのようにエアボリュームを確保し、アコースティックも吟味した音響設計になっているのだ。また、標準イヤーチップとは別に、写真右側のブラックモデルのようにカスタムのイヤーチップを付けられる準備も進めているという。そのためにケースのスペースも広く取っている。
まだ仕様などは公開されていないが、こうした高音質設計に配慮しながら、価格は一般的な完全ワイヤレスイヤホンのイメージに入る範囲で調整しているとのこと。ノイズキャンセリングなども搭載されるようだ。
UX3000は海外向けに販売しているヘッドホンで、agブランドの「WHP01K」を海外で人気の高いfinalブランドで売りたいという声にこたえたものだという。ただ、finalのブランドで出すため、内部の部品などは改めて吟味しており、音については一段上になっているという。好評を受け、国内での販売も予定されているそうだ。近く発表があるようなので、こちらも期待して待ちたい。
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