仕上げ焼き専用のサラマンダーモードを搭載:
う、うめええええ! バルミューダ「BALMUDA The Toaster Pro」
2022年09月01日 10時00分更新
BALMUDA The Toaster Pro
発売日 2022年9月15日
実売価格 3万5200円
バルミューダ
https://www.balmuda.com/jp/toaster/pro-model
ついにこの日がやってきました。
バルミューダが9月1日、新型トースター「BALMUDA The Toaster Pro」を発表。パンや料理の表面に焼き目をつける仕上げ焼き用のサラマンダーモードを搭載します。初代「BALMUDA The Toaster」以来7年ぶりの新製品は、モードを加えて見た目を変えたマイナーチェンジモデルでした。
初代BALMUDA The Toasterの魅力はかわいらしい見た目と、蒸気で仕上げるトーストのおいしさ。私も発表時の記事では「めちゃうめええええ!」などと取り乱していました。お恥ずかしいことです。さすがに7年もすれば記者としての落ち着きが出てくるというもの。どれ、BALMUDA The Toaster Proで焼いたトーストを一口食べてみましょう……う、うめえええええ!
仕上げ焼きがProの楽しみ
BALMUDA The Toaster Proの基本機能は従来のBALMUDA The Toasterと同じ。使用前に5ccの水を入れ、庫内に蒸気を発生させることで、外側さっくり、内側ふっくらのパンを焼き上げます。運転モードはトースト、チーズトースト、フランスパン、クロワッサンの4つ。ミニオーブンとして使うための水なしで加熱するクラシックモード(170度、200度、230度)も備えます。
それに加えて、より焼き色をつけたいときに使うのが新搭載のサラマンダーモードです。
サラマンダーは火を吹くトカゲではなく、レストランなどで料理の仕上げに使われる加熱調理機器の意味。BALMUDA The Toasterは通常、上面・下面のヒーターで交互に加熱しますが、サラマンダーモードでは、上面ヒーターだけに火力を集中させることで一気に加熱します。ヒーター最大火力はこれまでの1.4倍にあたる750W。安全面での制約もあって加熱時間は30秒から3分まで。つまみを「Salamander」に合わせるとチチーンという音がしてわかるようになっていました。
実際どんな味になるのか、ご試食です。
最初の試食はバタートースト。通常のトーストモードで3分焼いたバタートーストに、サラマンダーモードで30秒だけ「追い焼き」をかけます。通常は表面にうっすら焼き色がつく程度ですが、追い焼きをかけることで表面が全面的に色づき、通常のトーストより噛みごたえがある、ざくっとした食感になりました。率直に言って、うまいです。
元ミュージシャンの寺尾玄社長はこの食感を「さっくりとざっくりの間」「噛んだ瞬間のアタック感が強い」という独特の表現で説明していました。
続いては17cmサイズのニューヨークピザ。230度で4分30秒焼いた後、サラマンダーモードで1分追い焼きをかけます。チーズがじゅくじゅく焼け、ほどよい焼き色がついていました。BALMUDA The Toasterのチーズトーストモードで焼き色が物足りないときも役立ってくれそうです。
続いては牡蛎、オイスター。200度で4分、サラマンダーで1分。表面の水分がしっかり飛ばされ、パン粉がカリカリに仕上がっていました。フライパンなどで作った料理の仕上げに使うこともできます。サラマンダー運転時は窓から庫内が赤色に明るく光って見えるので、焼き加減を見ながら焼き時間を調整していくことになります。
最後がクレームブリュレ。容器ごとホーロー製のバットに入れてアルミホイルをかけたら170度で30分ほど湯せんします。一度冷やして砂糖をまぶし、仕上げにサラマンダーで5〜6分カラメリゼ。作り方が上手だったのかこれが絶品でした。自宅でこのブリュレが食べられたら最高の一言です。
