超薄型化のM2搭載MacBook AirにiOS 16登場! 「WWDC22」特集 第32回
【実機レビュー】M2搭載MacBook Airは「Macが欲しいすべての人」にマッチする(本田雅一)
2022年07月14日 22時00分更新
ディスプレイを含め体験全体が上質に
ところでディスプレイサイズは13.3インチから13.6インチと、対角サイズでわずか0.3インチの増加にとどまっているが、少しだけ幅は広くなっている。加えて狭ベゼルでノッチ採用、メニュー分+αの縦方向の有効面積増加など、トータルでのディスプレイ体験は想像以上に上がるように感じられた。
一般的なアプリケーションを使っている中での400nitsから500nitsへの輝度向上は、気をつけて評価しなければわからない程度だが、Apple TV+など映像作品を楽しむ際には違いを実感できるだろう。
前述したように、外観上はどこにも音が出てくるポートが見えないデザインのスピーカーであるにもかかわらず、空間オーディオ(ドルビーアトモス)の音場再現能力は高く、いつも通りに正確な色再現やトーンカーブとともに、映像や音の体験が上質にまとめられている。
視覚的、聴覚的な体験の演出は、内蔵プロセッサの進化とともに改善はしているものの、シャシー設計としては1世代前となるM1搭載MacBook Airや13インチMacBook Proよりも明らかに良い。
つまり、カバンの中に入れて持ち歩く電子文房具としてのMacを求めているなら、M2を搭載する新設計のMacBook Airを選んでおいて間違いはない。
この連載の記事
-
第37回
Apple
大学生2人の父が「M2搭載MacBook Air」をオススメする理由 -
第36回
Apple
アップル「watchOS 9」パブリックベータ試用レポ! フィットネス&ヘルスケアの機能がさらに充実 -
第35回
Apple
【ベンチテスト】M2搭載「MacBook Air」日常用途ではファンレスの懸念は無用 -
第34回
Apple
M2搭載MacBook Airは完全無音レベルで最薄、省電力を実現した新星 -
第33回
Apple
薄軽で新デザインM2搭載「MacBook Air」発売開始! -
第31回
Apple
「薄ッ!軽ッ!」M2搭載MacBook Airのエンタメ性能を掘る -
第30回
Apple
薄型&4色のカラバリが魅力のM2搭載の新MacBook Airは8日金曜21時予約開始 -
第29回
Apple
M2搭載MacBook Pro 13インチのベンチテスト詳報 M1やM1 Pro、M1 Maxとも比較 -
第28回
iPhone
円安の調整か!? Apple StoreでiPhone大幅値上げ、1ドル130~134円程度に -
第27回
Apple
【実機レポ】新MacBook Pro 13インチはコンパクトなプロ仕様 - この連載の一覧へ