D&Mホールディングスは、Polk Audioの創立50周年を記念した“50th Anniversary Event”を開催し、メディア向けにPolk Audioの歴史や主要製品について解説した。
合わせて7月8日から9月30日(金)までの期間に「Reserve」シリーズまたは「Signature Elite」シリーズを購入したユーザーに対して、AudioQuest製の高級ケーブルをプレゼントするキャンペーンも実施する。
R700/R600/R500を購入した場合、スピーカーケーブル(Q2 3mペア バナナプラグ仕様、価格2万6400円)またはRCAケーブル(Red River 1.5mペア、価格2万6400円)。R200/R100/ES60/ES55/ES20/ES15を購入した場合、スピーカーケーブル(Q2 3mペア 裸線仕様、価格8100円)またはRCAケーブル(Evergreen 1.5mペア、価格6820円)をそれぞれプレゼントする。
※R型番はReserveシリーズ、ES型番はSignature Eliteシリーズ。
ガレージメーカーの元祖ともいえるPolk Audio
Polk Audioの歴史は1971年にさかのぼる。ジョージ、クロップファー、マシュー・ポークの2名が200ドルの貯金を利用してガレージで最初に開発したスピーカーが「The Baby Bottoms」だと言われている。会社としてのPolk Audioは、この2名にサンディ・グロスを加えた3名で1972年に創業。1975年には名機「MODEL 7」が登場し、以降も続々と新製品が投入されていく。“GREAT SOUND ALL”をコンセプトに高価になりすぎず、素晴らしい音をより多くの人に届けることを目的としたブランドが羽ばたいた。その後、1977年にはメインの工場が稼働開始。1986年には米国の新興企業が集うNASDAQに上場。米国トップのスピーカーブランドへと成長し、2012年には現在のロゴを中心としたブランディングが始まっている。
Polk Audioというブランドは、規模の大きな北米市場に向け、コスト効率の高い生産体制を敷いていること、一方で技術革新に対しても意欲的で、最先端の測定機器を活用した客観的な評価と感性の融合に重点を置いていることなどが挙げられる。
そんなPolk Audioは日本市場に再参入したのは2020年だ。背景にはPolk Audioの親会社であるSound Unitedが2017年にD&Mホールディングスを傘下に収めたことがある。D&Mは国内の歴史あるオーディオブランド“デノン”と“マランツ”を展開する企業。DとMはその頭文字を取ったものだ。
さて、Polk Audioの製品のうち、現在日本で購入できるHi-Fiスピーカーは3シリーズある。昨年6月発表の「Reserve」、8月の「Signature Elite」、11月の「Monitor-XT」だ。参入から日は浅いが、GfK Japanなどの調査によると、2022年1~5月期で市場シェア約4%、ブランド別で見てもB&W、DALIなどに続く5位以内に入っているそうだ。様々なブランドがひしめくHi-Fiスピーカー市場において存在感を見せている。また、サウンドバーにも力を入れており、国内では3.1.2ch対応の「SIGNA S4」やAlexa対応の「React」など3製品がリリースされている。