超薄型化のM2搭載MacBook AirにiOS 16登場! 「WWDC22」特集 第29回
M2チップの今後の展開に期待大
M2搭載MacBook Pro 13インチのベンチテスト詳報 M1やM1 Pro、M1 Maxとも比較
2022年07月04日 12時00分更新
Mac用Apple Siliconの新世代M2チップを搭載したMacBook Pro 13インチモデルのレビュー記事「28時間使える「M2搭載MacBook Pro 13インチ」超高効率ノートブックの誕生【実機レビュー】」は、すでに掲載した通りだ。M2チップの性能を評価するためのベンチマークテストとして、Geekbenchの結果だけを示した。それでも、M2のポテンシャルはある程度示すことができたが、オリジナルのM1だけでなくM1 ProやM1 Maxと比べてどうなのかについては何も述べていなかった。
そこで今回は、M1登場以降の代表的なMacBook Pro(13インチ、14インチ、16インチモデル)と比較しながら、M2搭載の13インチモデルの性能評価を深堀りしていく。また、レビューでは触れなかった「低電力モード」でのパフォーマンスや、バッテリー持続時間の延びについても明らかにしよう。
パフォーマンスを比較するMacBook Pro全4モデルのスペック
上記のレビュー記事では、MacBook Proの中では今やエントリーモデルと言える13インチモデルのM1とM2の性能差を示した。そこでは、かならずしも「大幅」とは言えないながら、M2が順当に性能を向上していることがわかった。しかし、M1の後に出たM1 ProやM1 Maxを搭載した14インチ、16インチのMacBook Proに対して、M2搭載モデルがどのような位置づけになるのかも気になるところ。そこで、今回はすべてのテストで次の4モデルを比較することにした。
●比較対象モデル
・2020年型M1搭載MacBook Pro 13インチモデル
8コアM1CPU/8コアGPU/16GBメモリ
・2021年型M1 Pro搭載MacBook Pro 14インチモデル
10コアM1CPU/16コアGPU/16GBメモリ
・2021年型M1 Max搭載MacBook Pro 16インチモデル
10コアM1CPU/32コアGPU/64GBメモリ
・2022年型M2搭載MacBook Pro 13インチモデル
8コアM2CPU/10コアGPU/16GBメモリ
なお、M1 ProやM1 Max搭載モデルには「エネルギーモード」の設定がある。ここでは、M1 Proの14インチモデルは「低電力モード」を選択しない標準モード、M1 Maxの16インチモデルは「高出力」モードを選択した場合のテスト結果を採用している。
後で述べるように、M2搭載の13インチモデルにも「バッテリー」設定に「低電力モード」のチェックボックスがある。このモードを選択した場合のパフォーマンスは、選択しない場合とかなり異なるが、そのあたりについてはM2搭載モデル1機種のみでモードを変えてテストした。結果は後でまとめて比較する。
この連載の記事
-
第37回
Apple
大学生2人の父が「M2搭載MacBook Air」をオススメする理由 -
第36回
Apple
アップル「watchOS 9」パブリックベータ試用レポ! フィットネス&ヘルスケアの機能がさらに充実 -
第35回
Apple
【ベンチテスト】M2搭載「MacBook Air」日常用途ではファンレスの懸念は無用 -
第34回
Apple
M2搭載MacBook Airは完全無音レベルで最薄、省電力を実現した新星 -
第33回
Apple
薄軽で新デザインM2搭載「MacBook Air」発売開始! -
第32回
Apple
【実機レビュー】M2搭載MacBook Airは「Macが欲しいすべての人」にマッチする(本田雅一) -
第31回
Apple
「薄ッ!軽ッ!」M2搭載MacBook Airのエンタメ性能を掘る -
第30回
Apple
薄型&4色のカラバリが魅力のM2搭載の新MacBook Airは8日金曜21時予約開始 -
第28回
iPhone
円安の調整か!? Apple StoreでiPhone大幅値上げ、1ドル130~134円程度に -
第27回
Apple
【実機レポ】新MacBook Pro 13インチはコンパクトなプロ仕様 - この連載の一覧へ