画面もCPUもトップクラスなのにこのお値段がウレシイ!
ASUS「Vivobook 15X OLED」は有機ELにHプロセッサー搭載で10万円台の「お買い得ハイパフォーマンスノート」だ
Hシリーズ=ゲーミングノートクラス
非常に高いCPUパフォーマンスを発揮
Core i7-12700H/RAM16GB(DDR4-3200)/512GB(PCIe Gen3 x2接続SSD)というスペックのVivobook 15Xは、どのくらいのパフォーマンスを発揮するだろうか? まずCPU性能だが、「CINEBENCH R23」は14144pts、「CINEBENCH R20」は5506pts、「CINEBENCH R15」は2245cbとなった。
第11世代(Tiger Lake)の「Core i7-11800H」(8コア16スレッド、最大4.60GHz)を搭載するゲーミングノート「ROG Zephyrus M16」がR23は13951pts、R20は5398pts、R15は2203cbを記録していた。Vivobook 15Xはその約1.01倍、約1.02倍、約1.02倍のスコアを発揮したことになる。わずかではあるが前世代のゲーミングノートPCを上回るCPU性能を叩き出したわけだ。
一方、3Dグラフィック性能については、「3DMark」のTime Spyで1591、Fire Strikeで4011、Wild Lifeで9756となった。さすがにディスクリートGPU搭載機には3Dグラフィック性能は及ばない。しかし、「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは4945(普通)を記録した。ファイナルファンタジーXIVと同等の負荷の3Dゲームであれば、ストレスなくプレイできるわけだ。
ストレージ速度については、「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は2238MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は1148MB/sとなった。今回のVivobook 15Xが搭載しているPCIe Gen3 x2接続SSD「Micron_2210_MTFDHBA512QFD」は、リード2200MB/s、ライト1070MB/sとされている。仕様値どおりの順当な結果だ。
バッテリー駆動時間については、ディスプレー輝度40%で「PCMark 10 Modern Office Battery Life」を実行したところ、9時間も動作した。ハイパフォーマンスなCore i7-12700Hを搭載しているVivobook 15Xだが、モバイル用途にも活用できるだけのバッテリー駆動時間を備えている。
高速CPUに高解像度・高画質有機ELであらゆる仕事用アプリの同時利用はもちろん
クリエイティブワークにもピッタリ
Vivobook 15Xの魅力はなんと言ってもコストパフォーマンス。最新のCore i7-12700Hに、高解像度・高画質な15.6型有機ELディスプレーを組み合わせて、直販価格15万9800円からという価格はお得感が非常に高い。
ディスクリートGPUを搭載していないので最先端の3Dゲームはさすがにやや厳しいが、マルチコア性能が生きるクリエイティブ系アプリ用のマシンとしては申しぶんないし、バッテリーでの利用も安心だ。
今使っているノートがちょっともたついてきた、リモート会議しながらビジネスアプリを使いたい、クリエイティブワークを見据えてハイパフォーマンスなノートPCが欲しいなら、コスパが優れるVivobook 15Xは最有力候補のノートPCなのである。
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