ホテルニューグランド広報担当の横山です。
GWも過ぎ、そろそろ夏休みも近づいていますね。今はその合間の梅雨。フロント前の装花アレンジもブルーとホワイトの紫陽花で爽やかにお客様をお迎えしております。横浜は、青空が最高に似合う場所だと思うのですが、最近は雨のしっとりとした雰囲気も大人っぽくて良いな、と感じるようになりました。このコラムを書いている今は、朝から降っていた雨が上がり、陽射し眩しい青空に変わるという変化の多い1日です。この変化もまた、この季節らしくて素敵ですよね。雨上がりに虹を見ることができたりすると、それだけで1日気分良く過ごすことができます。お天道様が“がんばっているからご褒美だよ”そんな風に言ってくれているような気になれる虹、見れたらラッキーです。
さて、今回のコラムのタイトルは、「プリン・ア・ラ・モード3姉妹物語」。
本日も、ホテルニューグランドより綴らせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします!
6月1日。かねてより、何度も試食や試作を繰り返し、試行錯誤の末に完成した新商品を発売開始いたしました。その名も「プリン・ア・ラ・モード パフェ」!! なんと!ホテル発祥メニューのひとつである「プリン・ア・ラ・モード」が“パフェ”スタイルに変身です!
「プリン・ア・ラ・モード」は、脚付きのガラスの器にプリン・バニラアイス・色とりどりのフルーツが飾りつけされたデザートです。その横長なシルエットを縦長なシルエットにする、青木総支配人のこのアイデアをはじめて聞いたとき、「プリン・ア・ラ・モード」はすでに完成された完璧なビジュアルのメニューなので、どうやってアレンジするのだろうか・・・と、ゴールが全く想像できませんでした。課題を受けたエグゼクティブペストリーシェフの後藤シェフ、相当悩んだそうです。長く愛されているファンの多いホテル1番人気の伝統のデザート、横長な器が定番とされるそのビジュアル、それ以上のものにするにはどうすればよいのか・・・
後藤シェフは見た目の美しさと食べ進めたときの楽しさと重なる味わいに特にこだわったそうです。そうして紆余曲折を経て誕生した「プリン・ア・ラ・モード パフェ」は、私の想像をはるかに上回る完成度の高さで、初めて見た時、しばらくワクワクが止まりませんでした。見た目の華やかさは“容姿端麗”という言葉がぴったりの完璧な美しさ、縦にボリュームあるシルエットは360度どこから見ても素敵!!しばらく眺めていたくなるような(食べずにこのまま飾っておこうかな)、見ているだけでふわふわした幸せな気持ちになるデザートが完成しました!(食べたらもっと幸せになります。)
そうして誕生した「プリン・ア・ラ・モード パフェ」。こちらの新作を含めまして、ホテルニューグランドの本館1階コーヒーハウス ザ・カフェでは、「プリン・ア・ラ・モード」と名の付く商品を3品展開することとなりました!昭和に誕生した「プリン・ア・ラ・モード」、平成に誕生した「90thプリン・ア・ラ・モード」、そして今回発売を開始した令和生まれの「プリン・ア・ラ・モード パフェ」。世代を超えて、時代を超えて、お客様を笑顔にするデザート、3つの「プリン・ア・ラ・モード」です。
3品どれもそれぞれの魅力があるのですが、私はこの3つのメニューを「プリン・ア・ラ・モード3姉妹」と(勝手に)呼んでおります。なぜ姉妹かといいますと、それは、「プリン・ア・ラ・モード」が誕生したきっかけが、“女性を喜ばせたいという気持ちと、華やかな見た目にこだわったメニュー”からきております。(まぁ、兄弟でも良いのですが、やはりここは姉妹とさせていただけると大変嬉しいです!!)そんな彼女たちのそれぞれの魅力を、詳しくご紹介させていただきますね。
まずは長女の「プリン・ア・ラ・モード」。戦後のホテル接収時代、滞在していた将校夫人を喜ばそうと当時のパティシエが試行錯誤を重ねて創作した一品。横長な脚付き容器に美しく飾られた見た目は安定感があり、プリンやバニラアイス、色とりどりのフルーツがバランス良く、見栄え良く配置され、その姿は王道の品格すら感じます。ちなみに、「ア・ラ・モード」とは、“流行の、現代風”という意味のフランス語で、将校夫人が名付けてくださいました。ぷるぷるの優しい味わいのプリン、濃厚でありながら後味さっぱりの自家製バニラアイス、そして美しくカットされたフルーツ。それぞれのおいしさをしっかり堪能していただける、そうですね・・・彼女に名づけるとしたら『貴子さん』でしょうか?
続きましての次女は「90thプリン・ア・ラ・モード」です。5年前に開業90周年を記念して販売を開始した平皿に贅沢に飾られたこのお品は、若手の女性パティシエが意見を寄せ合い誕生したしました。カラメルを別添えしてご提供するスタイルなので、カラメル無しや、お好みの量を調整してプリンをお召し上がりいただけます。アイスはイチゴとバニラの2種類、チョコレートケーキにパンケーキ、リンゴのコンポートや扇のようなリンゴの飾り切りなど、欲張りさんも満足できる充実した内容。華やかさとボリュームのバランスが贅沢な、そうですね、彼女に名づけるのであれば『華子さん』でしょうか?
そして、今回発売を開始しました末っ子三女は2022年令和生まれの「プリン・ア・ラ・モード パフェ」。「プリン・ア・ラ・モード」発祥の地としてさらに贅沢に、より楽しく、“プリン・ア・ラ・モード”を昇華させたい、そんな想いから生まれました。縦にすらっとしたシルエットは華麗で美しく、目指したのは“パフェ=完璧”なデザート。はじめて会ったその時からその立ち姿に魅了される、最初から最後まで飽きさせない、そんな彼女を名付けるのであれば『姫子さん』でしょうか?
まだお召し上がりになっていない方へ、今回は新たに登場しました三女の魅力や美味しさをお伝えすべく、詳しく解説いたしますね。
まず、トップに鎮座する主役(ヒロイン)のプリン、その脇に仕えるのは生クリームとプルーン、さくらんぼ、細かな細工が施されたアローカットの飾り切りのリンゴやチョコレートチュイールがしっかりと後方を支えます。バランス良く配置された上層部は、いわば舞台ですね。その舞台を支えるのは薄いクレープ生地を細かく砕いた軽い食感がアクセントとなるフィヤンティーヌ、バニラアイスはそっとかくれんぼするように入っており、いつもさり気なくヒロインを見守る素敵な親友のように、ひんやり食感が心地よく印象に残ります。その下には名脇役のフルーツと生クリームがミルフィーユ状に交互に重なっているのですが、キウイの層には爽やかなリンゴゼリーが入っているという憎い演出も。このゼリーとバニラアイスのとろけるコンビネーションがなんとも絶妙で、これが唸ってしまうような美味しさ! 中層部はまるでフルーツパフェを食べているようです。この中層部、実はオリジナルには入っていないフルーツが登場します。みんな大好き国民的アイドルのイチゴです♬ 生クリームとイチゴ、思い浮かべるのはショートケーキですよね。間違いないコンビがグラスに入っているなんて! しかも、イチゴと一緒にビスキュイを中央に入れてあり、ジューシーなフルーツの食感に程よいアクセントが。これはもう嬉しくて、物語の盛り上がりは最高潮を迎え、スプーンを運ぶペースもぐんぐん上がっていきます。グラスのラスト、フィナーレを飾るのは、プリンの味の決め手となるカラメルです!
グラスの最後にカラメルを忍ばせることで、“プリン・ア・ラ・モード”の世界観が口いっぱいに余韻として広がり、今まであった出来事が頭の中を巡ります。出会ったときのトキメキ、一口目の感動、素敵な出会いの数々・・・・・。そうだ、「プリン・ア・ラ・モード」、君は最高だ、そんな食後の口福感に満たされ、誰もが恋に落ちる、そんな最高のパフェなのです!!
と、言うことで。食リポ劇場、いかがでしたでしょうか。
これを読んでいただいた方に「おいしそう!」「食べてみたい!」そう思っていただければ、広報冥利に尽きます。
長女の貴子さんのクイーン・オブ・プリン・ア・ラ・モード感も、次女の華子さんの贅沢でボリュームある姿も、新作三女の姫子さんの美しい釘付けになるビジュアルも、どれも魅力的で、迷ってしまいます。
このコラムをお読みいただいている今、皆さまはどれをお召し上がりになりたい気分ですか?
(コラム執筆の勢いで勝手に名づけをしましたが、ご注文の際には正式名でお願いいたします。)
さて、ホテルニューグランドでは、夏を楽しむ様々な宿泊プランや各レストランの期間限定メニューがスタートしております。この夏のご予定がお決まりでない方、お仕事休みの1日をちょっと贅沢に満喫したい方、普段と違う素敵な空間でゆったりと過ごしたい方、ホテルニューグランドでは皆さまに特別な時間をお楽しみ頂けるよう、スタッフ一同ご来館を心よりお待ち申し上げております。
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