量子ドット採用でありつつ、手軽な価格で買える
レグザブランド統括マネージャーの本村氏は「液晶の高画質は色で決まる」とコメント。国内テレビでも量子ドット+Mini LEDバックライトを組み合わせた液晶テレビが浸透しつつあり、ハイエンドの画質という認識ができている。一方で、こうしたテレビでは「2つの技術革新がある」とした。ひとつは高輝度高コントラスト、もうひとつが色の再現範囲の広さだが、このうち後者の広色域を担うのはバックライトというよりも、その前面にある量子ドットシートの役割が大きいとした。
そこで液晶ハイエンドの「Z770L」「Z660L」シリーズでは、広色域量子ドットシートを採用する一方で、直下型で通常サイズのLEDバックライトにし、かつブルーライト光源を活用したパネルにし、コストはある程度抑えつつ高画質な色再現ができるよう配慮した選択にしたそうだ。青い光を当てた際に透過するドット、緑に変換するドット、赤に変換するドットを設けており、結果として緑と赤の色域が伸び、白色LEDで蛍光体を使うよりも(赤色と緑色の間の谷間が深い)色純度の高い再現が可能だという。
このビビッドな量子ドットならではの色再現は担保しつつ、より多くの人が手にできる価格帯にした意欲作がZ770LとZ660Lなのだ。画面サイズはZ770が55~75型の3サイズ、Z670Lが43型と50型の2サイズだ。Z770は全録機能のタイムシフトマシンを搭載。Z670Lは非搭載となる。