"モビリティー(持ち運びやすさ)"に焦点を当ててレビュー
勉強や仕事の1台に! “持ち歩き”へのこだわりが詰まった13.3型ノートPC<LAVIE N13>の魅力とは
快適な作業を支える液晶ディスプレーやキーボード
<LAVIE N13>の13.3型液晶ディスプレーには、高視野角、高輝度のフルHD(1920×1080ドット)IPS液晶パネルが用いられている。表面処理は反射を抑えるノングレアで、映り込みで画面が見づらくなることを極力抑えている。
そして高輝度のおかげか、晴天の下であってもウェブ閲覧や文書作成などであれば、支障がないレベルの画面の明るさが確保されていた。さすがに日差しが直接画面に反射するような状況では画面も見えなくなってしまうが、屋外や大きな窓のある部屋など明るすぎる状況であっても、作業に支障はないのではないかと思われる。
また、液晶ディスプレーの上部には「Windows Hello」対応のウェブカメラが備え付けられている。<LAVIE N13>をカバンから取り出し、液晶ディスプレーを開いたらスグ作業に取り掛かれるようにできるのも嬉しいポイントだ。
さらに<LAVIE N13>の液晶ディスプレー周りに備わるギミックとして、「リフトアップヒンジ」が備わっている。ディスプレー部を開けることで天面後方がチルトスタンドとなり、キーボードに傾斜を付けるというものだ。
この機構はキーボードの打ちやすさを向上させるほか、底面吸気口のための隙間を空ける役割も担っているのだろう。加えて、この機構のために天面の後方部分には滑り止めの硬質ゴムのような素材がついているのだが、これが液晶ディスプレーを閉じた状態では本体を立て掛けて置く際に効く滑り止めにもなっている。ノートPCを使わない時は立て掛けて横に避けて置くことはよくあるが、滑り止めのおかげで安定して立て掛けることができ、便利だと感じた。
また、液晶ディスプレーは最大180度まで展開することが可能で、机上に置いた<LAVIE N13>を複数人で囲んで画面を確認するといった使い方も可能だ。
続いてキーボードにも着目していこう。キーボードは85キーJIS標準配列で、キーピッチ19mm、キーストローク1.5mmのフルサイズ・キーボードを備えている。13.3型ノートPCはフルサイズ・キーボードを無理なく搭載できるノートPCの下限サイズとなるだろう。ビジネスや学業向けの持ち歩きに適したノートPCとして、13.3型が好まれる大きな理由のひとつといえる。
キーの打鍵音に関しては、共用スペースでの使用を想定した比較的静かなタイプで、メカニカル・キーボードのようにカチャカチャと大きな音を立てるタイプではない。かといって打鍵感がフニャフニャというわけではなく、ある程度の抵抗感としっかりした打鍵感を備えている。
さらに、ひとつひとつのキーが完全に離れているアイソレーション設計、および中央部がほんの少し窪んだシリンドリカル形状のキートップは打ち損じを極力減らしてくれる。打ち間違えが少なく、小気味良いタイピングができるキーボードだと感じた。
またポインティングデバイスとしては、マルチタッチ/ジェスチャー対応で物理クリックボタン一体型の高精度タッチパッドが備わっている。慣れてしまえば別途マウスを持ち歩かなくても十分快適に操作できるだろう。
なお<LAVIE N13>のカラーバリエーションは「メタリックライトブルー」と「ネイビーブルー」の2色展開となっており、今回はネイビーブルーのモデルをお借りしている。筐体全体は深い青色で、マット仕上げながら全体的にうすく金属粒子のような輝きを併せ持った塗装が上質な感じを醸し出している。キーボード部はほぼ黒色となっていて、全体的に落ち着いた雰囲気といえるだろう。もし屋外での使用も考えているのであれば、ネイビーブルーの落ち着いた色合いの方が、光の反射も抑えられて使いやすいかもしれない。
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