"モビリティー(持ち運びやすさ)"に焦点を当ててレビュー
勉強や仕事の1台に! “持ち歩き”へのこだわりが詰まった13.3型ノートPC<LAVIE N13>の魅力とは
ノートPCの用途として、常に持ち歩いていろいろな場所で使用するというニーズは近年確実に高まってきていると思われる。例えば、リモートワークを導入している場合、自宅だけでなく気分に応じてさまざまなスペースで仕事をしたいと考えるならば、持ち運びに適したノートPCが不可欠だ。
また学業の面でも、コロナ禍でリモート授業が一般化したのをきっかけに大学のICT化が推し進められ、学生全員にノートPC必携を求める大学も増えてきている。
今回紹介するNECパーソナルコンピュータの<LAVIE N13>は、このような持ち運び用途に適した13.3型ノートPCだ。プロセッサーにはAMDのモバイル向け「Ryzen 5000Uシリーズ」を搭載し、リモートワークやリモート授業・レポート作成などの用途において、性能的に申し分ないノートPCといえるだろう。
<LAVIE N13>の店頭販売モデルは3モデルが展開されており、上位から順に<N1375/DAシリーズ>、<N1355/DAシリーズ>、<N1335/DAシリーズ>というモデルがラインナップされ、それぞれプロセッサーに「Ryzen 7 5700U」、「Ryzen 5 5500U」、「Ryzen 3 5300U」を搭載する。
今回、最上位モデルの<N1375/DAシリーズ>をお借りできたので、主に"モビリティー(持ち運びやすさ)"に焦点を当ててレビューしていきたいと思う。
<LAVIE N13>シリーズ 主なスペック | |||
---|---|---|---|
型名 | N1375/DA | N1355/DA | N1335/DA |
ディスプレー | 13.3型(1920×1080ドット、ノングレア、IPS液晶) | ||
CPU | Ryzen 7 5700U | Ryzen 5 5500U | Ryzen 3 5300U |
メモリー | 16GB | 8GB | |
ストレージ | 512GB SSD | 256GB SSD | |
インターフェース | USB 3.2 Gen2 Type-A×2、USB 3.2 Gen2 Type-C、HDMI出力端子、SDメモリーカードスロット、音声入出力端子(3.5mmミニジャック) | ||
通信規格 | Wi-Fi 6(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n)+Bluetooth 5 | ||
バッテリー駆動時間 | 約15.8時間 | 約10.5時間 | |
サイズ | 約307(W)×216(D)×17.9(H)mm | ||
重量 | 約1021g | 約970g | |
カラー | メタリックライトブルー/ネイビーブルー | ||
OS | Windows 11 Home |
気軽に持ち歩けるコンパクトで堅牢なボディー
まず<LAVIE N13>の外観をチェックしておこう。
筐体サイズは約307(W)×216(D)×17.9(H)mm(突起部、バンプ部除く)で、13.3型の狭額縁液晶ディスプレーを用いることでコンパクトな筐体に仕上がっている。
天面を閉じた状態のサイズは、A4サイズよりほんのひと回りほど大きいといった感じで、感覚的にはA4クリアファイルといったところだ。A4クリアファイルを収納できるカバンならば、<LAVIE N13>を入れて持ち運ぶことができるだろう。
重量は<N1375/DAシリーズ>、<N1355/DAシリーズ>が約1021g、<N1335/DAシリーズ>が約970gとなっており、13.3型ノートPCの中でも比較的軽量な部類に属する軽さを実現している。持ち運びを主眼に置いたノートPCとして申し分ない重量だ。
そして、コンパクト・軽量でありながらボディーの堅牢性にも力を入れているのが<LAVIE N13>の特徴で、NEC独自の落下試験や面加圧試験が実施されている。特に、面加圧試験はカバンの中でACアダプターやマウスなどと一緒に圧迫されることを想定した試験で、天面へ均等に150kgfの圧力をかけて液晶ディスプレーの耐性を確認しているとのことだ。通勤通学で<LAVIE N13>を持ち歩こうと考えている人にとっては、ひとつの安心材料となるだろう。
さらには、アメリカ国防総省が物資調達の際に求める「MIL規格」に準拠した試験もクリアしており、<LAVIE N13>の堅牢性を示している。
実際、<LAVIE N13>を手に持ってみると、筐体の持つ剛性感がしっかりと手に伝わってくる。例えばパームレストの端を片手で掴んでグッと持ち上げても、筐体がしなったり歪んだりする感じはない。もちろん<LAVIE N13>自体の軽さも関係すると思うのだが、しっかりとした頑丈さを感じられるのだ。だからといって乱暴に扱って良いということでは決してないものの、気軽に持ち歩いて使えるノートPCだという実感は得られるはずだ。
必要十分なインターフェース
次に、本体側面のインターフェース類にも少し触れておこう。<LAVIE N13>のインターフェース類は、筐体の左側面にUSB 3.2 Gen2 Type-C(USB PD、DP出力対応)×1、SDメモリーカードスロット×1を備え、右側面にヘッドフォンマイクジャック(4極ミニプラグ)×1、USB 3.2 Gen2 Type-A×2、HDMI出力×1を備えている。
13.3型ノートPCに備わるインターフェースとしては必要十分のバランスの取れた構成だが、強いていえばmicroSDメモリーカードスロットではなく、フルサイズのSDメモリーカードスロットを備える点が、持ち運びメインのノートPCとして少し嬉しい点になるだろう。
例えば、microSDメモリーカードスロットしかないノートPCの場合、SDメモリーカードを読み書きしたい場合に備えてUSB接続のメモリーカードリーダーを用意しておく必要があるが、逆のパターンであれば小さなmicroSD→SD変換アダプターを用意するだけで済むからだ。持ち運びメインで考える場合、この差はありがたいポイントだ。
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