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超薄型化のM2搭載MacBook AirにiOS 16登場! 「WWDC22」特集 第13回

新MacBook Airは「12インチMacBookファン」が待ち望んでいた極薄マシン

2022年06月07日 12時15分更新

文● ジャイアン鈴木 編集●飯島恵里子

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Apple M2搭載MacBook Air

 Apple M1搭載MacBook Air(以下MBA)ユーザーのジャイアン鈴木です。今回のWWDCで最も興奮したプレゼンは、何といってもApple M2搭載MBAです。

 M1搭載MBAはインテルCPU搭載MBAとデザインがまったく同じでしたが、今回は完全に一新。厚みはM1搭載MBAの最厚部よりも0.48cm、12型MacBookの最厚部と比べても0.18cm薄くなりました。

 どうせなら重量も1kgを切ってほしかったなーと思いつつも、おそらくM1搭載MBAと同等のバッテリー駆動時間を確保するため52.6Whのバッテリーが必要だったのでしょう。それでも、M1搭載MBAよりわずかではありますが0.05kg軽くなっています。M2搭載MBAの1.24kgは個人的には許容範囲です。

 
製品名 MacBook Air (M2, 2022) MacBook Air (M1, 2020) MacBook (Retina, 12-inch, 2017)
CPU Apple M2チップ(8コアCPU、8コア/10コアGPU、16コアNeural Engine、100GB/sのメモリー帯域幅) Apple M1チップ(8コアCPU、7コア/8コアGPU、16コアNeural Engine) 1.4GHz Core i7/1.3GHz Core i5/1.2GHz Core m3
メモリー 8GB/16GB/24GB 8GB/16GB 8GB/16GB
ストレージ 256GB/512GB/1TB/2TB 256GB/512GB/1TB/2TB 256GB/512GB
ディスプレー 13.6インチ(2560×1664ドット) 13.3インチ(2560×1600ドット) 12インチ(2304×1440ドット)
ウェブカメラ 1080p 720p 480p
スピーカー 4スピーカー 2スピーカー 2スピーカー
インターフェース Thunderbolt×2、3.5mmヘッドフォンジャック×1、MagSafe 3×1 Thunderbolt×2、3.5mmヘッドフォンジャック×1 USB-C(充電、USB 3.1 Gen 1、映像出力)×1、3.5mmヘッドフォンジャック×1
ワイヤレス通信 Wi-Fi 6(11ax)、Bluetooth 5.0 Wi-Fi 6(11ax)、Bluetooth 5.0 Wi-Fi 5(11ac)、Bluetooth 4.2
バッテリー容量 52.6Wh 49.9Wh 41.4Wh
バッテリー駆動時間 最大15時間のワイヤレスインターネット閲覧、最大18時間のApple TVアプリのムービー再生 最大15時間のワイヤレスインターネット閲覧、最大18時間のApple TVアプリのムービー再生 最大10時間のワイヤレスインターネット閲覧、最大12時間のiTunesムービー再生
生体認証 Touch ID Touch ID なし
サイズ 30.41×21.5×1.13cm 30.41×21.24×0.41~1.61cm 28.05×19.65×0.35~1.31cm
重量 1.24kg 1.29kg 0.92kg
カラー シルバー、スターライト、スペースグレイ、ミッドナイト ゴールド、シルバー、スペースグレイ ローズゴールド、スペースグレイ、ゴールド、シルバー
 

 M2はM1と比べて、CPU性能は最大18%、GPU性能は最大35%高速化されているとのこと。正直「驚異的なパワー」というのは言い過ぎな気もしますが、もともとM1時点で4K動画を編集可能なほど「驚異的なパワー」だったのはたしかなこと。Appleシリコン搭載Mac向け「バイオハザード ヴィレッジ」をプレイするのが楽しみです。

MBAで1080pでプレイ可能な「バイオハザード ヴィレッジ」は、2022年後半に発売予定

 このほかM1搭載MBAからの進化点としては、MagSafe 3の搭載、最大メモリーが24GB、ウェブカメラが1080p化、スピーカーが4スピーカー化、細かいところでは縦解像度がプラス64ドットなどが挙げられます。個人的にはThunderboltを左右に1ポートずつ配置し、SDメモリーカードスロットを搭載してほしかったところです。

基板設計が複雑になるのは承知しつつも、Thunderboltは左右にひとつずつ搭載してほしかったところです

 いまはもう手放してしまいましたが筆者は12型MacBookを非常に気に入っており、極薄MacBookが再度発売されることを待ち望んでいましたが、ボディーを一新した今回のM2搭載MBAは限りなく理想に近い存在です。憎き「円安」のせいで値段は「Air」らしくはないですが、完全新規のM2搭載MBAはM1搭載MBAからでも買い替える価値ありです!

 

筆者紹介――ジャイアン鈴木
 EYE-COM、TECH Win、TECH GIAN、PDA Magazine、DIGITAL CHOICE、ログイン、週刊アスキー、週アスPLUSと主にPC系メディアで勤務。2015年1月よりフリーの編集兼ライターとして活動を開始した。

 

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