EVANGELION e:PROJECTコラボパーツを全部使って自作PCを組んだらすごく個性的なマシンができました
肝心の3D性能はまず3DMarkの結果から見ていこう。
3DMarkのスコア | |
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Time Spy Extreme | 4105 |
Time Spy | 8758 |
Fire Strike Ultra | 5232 |
Fire Strike Extreme | 10134 |
Fire Strike | 20465 |
Night Raid | 48630 |
Port Royal | 5072 |
スコア的にもメインストリームのゲーミングPCである。Fire Strikeで2万点台。DirectX 12のTime Spyでは1万点に乗せられなかったが、WQHDゲーミングもある程度の画質で楽しむことができそうなスコアと言える。また、Port Royalのように、リアルタイムレイトレーシングもDLSSとの併用かつ軽めの設定であれば利用できるだろう。
ゲーミングでは、まずFINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークを試した。負荷の高いタイトルだが、フルHD、高品質設定では9169ポイント(とても快適)という結果だった。フルHDではかなりグラフィックス負荷が高いゲームでも高〜最高画質を狙うことができるだろう。
また、WQHDについては標準品質で快適、軽量品質でとても快適といった結果だ。WQHDに関しては、ほどほどの負荷であれば高画質も狙えるが、FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークのような重量級では画質設定を抑えてフレームレートを稼ぐことになる。
Horizon Zero DawnのフルHDでは、最高画質で平均98fps、CPUの99%fpsで73fps、GPUの99%fpsで78fpsといったところ。ターゲットの60fpsに対して十分な余裕がある。この最高画質のままWQHDを試すと、平均76fps、CPUの99%fpsで62fps、GPUの99%fpsで64fpsだった。余裕はほぼなくなるが60fps超は満たしており、プレイ中、60fpsを下回って映像品質が生じることもほとんど感じられないだろう。
Far Cry 6もフルHD、Ultra画質では平均96fps、最小81fpsと余裕だ。WQHD、Ultra画質でも平均71fps、最小65fpsと、おおむね先のHorizon Zero Dawnと似た傾向と言える。
先に説明したとおり、今回のEVANGELION e:PROJECTコラボPCの構成はおよそフルHD〜WQHDがディスプレイ解像度のターゲット。画質もフルHDなら高〜最高画質は十分に狙え、WQHDでは重量級タイトルなら画質を低〜中へ、軽量なeスポーツタイトルなら高画質以上も狙えるあたりだ。もちろん、CPUとGPUの組み合わせでさらに上のパフォーマンスを狙うこともできる。先に挙げたCPUクーラーの冷却性能と動作音さ、電源の出力に注意すればそのような夢も実現できる。EVANGELION e:PROJECTコラボパーツをコンプリートしてもよいし、求めるパフォーマンスに応じてピンポイントに使うというのもよい。
EVANGELION e:PROJECTコラボを見逃すな!
デスクトップPCは、自室の中で使うものである。頻繁に目にするものなので、やはり気に入ったデザイン、個性的なデザインでありたい。また、とくにこうしたコラボ製品は、そう頻繁に登場するものではない。EVANGELION e:PROJECTコラボのようなビッグなコラボパーツを手に入れるなら今だ。EVANGELION e:PROJECTコラボパーツをコンプリートしてもよいし、求めるパフォーマンスに応じてピンポイントに使うというのもよい。
また、今回検証したパーツ構成で組まれたPCが、TSUKUMO、パソコン工房、アーク、PCワンズ、インバースネット、ストームなどのBTOパソコンメーカーから発売する予定なので、自作に自信がない方やすぐに動作するPCが欲しいエヴァファンは購入を検討してみてほしい。