EVANGELION e:PROJECTコラボパーツを全部使って自作PCを組んだらすごく個性的なマシンができました

文●石川ひさよし 編集●ASCII

提供: エムエスアイコンピュータージャパン

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MAG A650BN EVA e-PROJECT

 ベースモデルはMAG A650BN。定格出力は650Wで、変換効率では80PLUS Bronzeに準拠している。80PLUS Bronze準拠のほか、ケーブルは直付けとすることで価格を抑えたエントリー向けモデルという位置づけだ。奥行き14cmと筐体サイズが小さめな点は、ケース内のほかのパーツとの干渉を抑え、あるいは余ったケーブルの収納スペースを確保するのに役立つ。

 MAG A650BN EVA e-PROJECTでは、ファンガードのある天板部や側面にEVANGELION e:PROJECTテーマを加えている。よく見ればファンガードのバッジ部分は本来のMSIゲーミングドラゴンから初号機の「01」番号へと変えている。

MPG GUNGNIR 110R EVA e-PROJECT

 ベースモデルはMPG GUNGNIR 110R。ここまではMAGグレードの製品だったが、本製品はひとつ上のMPGグレードの製品だ。フロントは半分が強化ガラス、左サイドも強化ガラスを採用している。ファンも標準で前面×3基、背面×1基を搭載。ラジエータ対応サイズは前面が36/28cmクラス、天板が24cmクラス、背面が12cmクラス。ビデオカードの最大長は34cm。CPUクーラーの最大高は17cm。シャドーベイは2.5インチ×2基、3.5/2.5インチ×2基。また、フロントインターフェースにUSB 3.2 Gen2x2 Type-Cを加えているのはマザーボードも製造するMSIらしい特徴だ。

 MPG GUNGNIR 110R EVA e-PROJECTはフロントをパープルとし、強化ガラスの左サイドやスチールの右サイドにタイポグラフィを加えている。

EVANGELION e:PROJECTコラボPCを組んでみた

 4つのEVANGELION e:PROJECTコラボパーツが揃ったところで、実際にPCとして組んでみよう。このほうがイメージをつかみやすいはずだ。

 今回のコラボに含まれないパーツは別途用意している。基幹パーツとしてはCPU、メモリ、SSD、ビデオカードだ。先に、EVANGELION e:PROJECTコラボパーツで組む際のパーツ選びについて説明しておこう。

 コンプリート時のパーツで考慮すべきは、CPUの発熱、CPU/GPUの消費電力だ。CPUの発熱については、24cmクラスの簡易水冷CPUクーラーであるMAG CORELIQUID C240 EVA e-PROJECTであれば、第12世代Coreの最上位モデルもサポートできる。ただし、現行CPUはブーストによって性能を引き上げる仕組みが備わっている。そこで問題になるのはブーストのマージンをどこまでとれるかだ。第12世代Coreの最上位モデルでは、36/28cmクラスの簡易水冷CPUクーラーが推奨される。24cmクラスはやや小さく、それは冷却のためのファンの回転数が上がり、動作音が大きくなることを意味する。PCの動作音も含めて快適さを求めるならば、MAG CORELIQUID C240 EVA e-PROJECTにマッチするのはCore i7やi5、Core i9でも低消費電力モデルだろう。

MAG A650BN EVA e-PROJECTの定格出力は650W。本製品を使う場合、この出力で(安全マージンをとりつつ)動作する範囲内のパーツ選びとなる。とはいえメインストリームのゲーミングPCは問題ない

 消費電力については電源のMAG A650BN EVA e-PROJECTが関係する。MAG A650BN EVA e-PROJECTは定格出力が650Wと決まっている。本製品を利用する場合、650Wの範囲内、実際にはある程度余裕を持ったパーツ選びをしなければならない。実際のところ、定格出力が650Wで、安心して利用できるのはCPUに比較的消費電力を抑えた製品を組み合わせた上で、ビデオカードはミドルレンジ、アッパーミドルまでと考えるのがよいだろう。実際にはそれ以上の構成で動いたとしても、各パーツに負担をかけることになるのであまりオススメはできない。安定さにかけたり、パーツ寿命を短くしたりといったデメリットが生じることも考えられる。

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