希少動物の繁殖に貢献! よこはま動物園ズーラシアが国内初ツシマヤマネコの人工授精成功の活動成果で「古賀賞」を受賞

文●横浜LOVEWalker

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 よこはま動物園ズーラシアは5月31日、国内初ツシマヤマネコの人工授精成功の活動成果が認められ、希少種繁殖の国内最高賞「古賀賞」を受賞したと発表した。

 古賀賞は、希少動物の保護増殖に大きく寄与した(公社)日本動物園水族館協会元会長で上野動物園初代園長・古賀忠道博士の業績を記念して昭和61年に制定。希少動物の繁殖に特に功績のあった動物園や水族館に対して贈られる賞。

 よこはま動物園および横浜市繁殖センターでは、ツシマヤマネコ保護増殖事業に基づき環境省と日本動物園水族館協会との協働で、長崎県対馬にのみ生息する希少野生動物種ツシマヤマネコの飼育下繁殖に取り組んでおり、2021年3月18日、国内で初めて人工授精による繁殖に成功した。
 
 この活動成果が認められ、5月27日に「令和4年度(公社)日本動物園水族館協会通常総会」にて、よこはま動物園が「第36回古賀賞」を受賞。横浜では平成27年度に繁殖センターがカンムリシロムク保護事業の成果について受賞して以来2度目の受賞となる。

 横浜ズーラシアでは、ツシマヤマネコを4頭(オス1頭/メス3頭、3月末時点)飼育中。

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