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LINE WORKSとFileMakerを手軽に連携可能とする「ChatBotMaster」がリリース

2022年05月30日 12時40分更新

文● ASCII

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連携シナリオ例:LINE WORKSから商品の在庫確認メッセージを送信すると、FileMaker のカスタムアプリケーションに保存されている在庫情報を返信する

 ワークスモバイルジャパンと寿商会は5月30日、LINE WORKSとFileMakerを手軽に連携可能とする「ChatBotMaster」をリリースした。

 寿商会はローコード開発プラットフォーム「Claris FileMaker(以下FileMaker)」に関連したサービスを提供している。ローコード開発プラットフォームを用いた業務改革に取り組む企業が年々増加する近年、さまざまな業務課題の解決や業務効率化が可能なFileMakerを選択する企業が中小企業を中心に広がっている。さらに、多くのクラウドサービスによりサービス連携用のAPIが公開されるなか、FileMakerのカスタムアプリケーションにおいても各種サービスとのAPI連携により機能を拡張される事例が増加しているという。

 ChatBotMasterは日本国内で多くの企業が利用するLINE WORKSと、FileMakerのカスタムをAPIに関する技術的なスキルがなくても連携を可能とする支援ツール。FileMakerのカスタムアプリケーションとして提供され、LINE WORKSとのAPI連携に必要な機能があらかじめ用意されている。ユーザーは簡単な設定だけで連携を実現させ、カスタムアプリケーションとLINE WORKSクライアントの間でチャットボットを通してFileMakerのデータを利用したメッセージの送受信を行なうことができるようになる。

 ChatBotMasterでは、LINE WORKSからFileMakerへのリクエスト送信に必要なWebhookサーバーも含まれているため、利用者での構築やメンテナンスは不要。送信サンプルスクリプトとしてText/Image/Link/Stamp/Button template/Fileおよびクイック返信が含まれるためすぐに開発できる。LINE WORKSへのメッセージ送信はFileMaker Serverはもちろん、FileMaker CloudやローカルのFileMakerカスタムアプリケーションからでも可能。

 100万回/月まで追加料金は発生しない。障害時にFileMaker Serverがデータを受信できない場合、Webhookサーバーは72時間まで受信データを保持するため受信漏れのリスクを大幅に削減。

 寿商会では、Claris International Inc.のClaris Platinumパートナーとして、また、ワークスモバイルジャパンでのサービスパートナーとして両社との連携を強化し、ChatBotMasterを通してユーザーに対しさらなる付加価値を提供するとしている。

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