6年ぶりの富士大会は好成績で
6年ぶりとなる富士スピードウェイでの開催。コースは100Rコーナーから30Rのヘアピンで行なわれました。大会は土曜日に単走決勝と追走のベスト16戦まで、日曜日にベスト8戦から決勝まで、という変則スケジュール。これは日曜日にモーターファンフェスタというイベントを実施するための処置ゆえのこと。以前D1は土曜日単走、日曜日追走トーナメント決勝というスケジュールでしたので、そのフォーマットに戻ったといえるでしょう。ちなみに次戦は土日ともに単走と追走が行なわれます。
午前中に練習走行が行なわれたのですが、藤野選手のマシンにスロットル関係でトラブルが発生。練習走行がほぼほぼ走れない、まさにぶっつけ本番のような状態になってしまいました。
まずはAグループの川畑選手から。1本目は最後だけちょっと角度が浅くなってしまったものの96.6と高得点。そして2本目は点数を伸ばして97.05点として、グループ2位を獲得。早々に追走トーナメント進出を決めます。
不安を抱える藤野選手はCグループからの出走。1本目はミスをして94.55。ですが2本目に綺麗なラインで97.35を出してトップ。結果、藤野選手がGR86のデビューウィンを飾りました。
「単走が走れないのが何よりもマズいので、スタッフに大丈夫? と尋ねたら、大丈夫大丈夫と。そこは信頼ができるスタッフですので、ちゃんと直してくれました」ということで走ったのだとか。「最初に川畑君が走ってくれて、そこでそこそこの点数が出ていて。自分もこれは予選落ちしたらかっこ悪いゾというプレッシャーはありましたね。1本目のミスはゾーン1を外してしまって。これも走れなかったことからなのですが、実はギア比も変えていて。2本目に修正してうまくいきましたね」と笑顔で語りました。川畑選手は総合4位。これも見事な結果です。
グリッドウォークが今回から復活!
追走トーナメント前に、グリッドウォークがありました。昨年までは新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止していたのですが、今回から復活。選手と一緒に記念撮影をする姿をあちらこちらで見かけました。これはオープンピットでも一緒。「少しづつ日常が戻ってきたように思いますね。(マスクも取れて)はやく元に戻るようになるといいと思います」とうれしそう。昨年まで川畑選手はどこかピリピリとしたものがあったのですが、今年は雰囲気が違って、「楽しもう」をスローガンにしているとのこと。ファンとの交流を楽しまれている姿が印象的でした。それは藤野選手にも当てはまりそうで、こちらも終始笑顔。
そんな2人を応援するグッズにも新作が用意されていました。まずはボックスTシャツ(3800円)。シンプルながらも小粋なデザインに仕上げられています。
そしてバックパック(1万2000円)。まるで自転車便のような大きなバッグで、観戦時に必要な水やタオルなどを一式入れても、まだ入りそうな容量があります。プーマのロゴもカッコいいです!
小さなラバーキーホルダー(800円)も新作。こちらはメーカーロゴをあしらったもので、白文字に青の縁取りと、青文字に白の縁取りの2種類あります。さり気なくてイイですね。
新作グッズ紹介をしたところで、安西さんと山本さんから「コレも新作なんですよ」との声が。何かと思えばタイヤ! 「PROXES TR1です! これは選手が使っているR888Rほどではないですけれど、スポーティーな走りを楽しみたい方に向けた新作です! 非対称パターンがカッコいいですよね!」とのこと。オシャレは足元からです。
この連載の記事
-
第5回
自動車
2022年のD1グランプリ終了! TOYO TIRESはGR86デビューイヤーでシーズン2位! -
第4回
自動車
九州で開催のD1グランプリはTOYO TIRESが開幕戦以来の優勝を飾る! -
第3回
自動車
クラッシュから一転! 川畑選手が3位入賞でシリーズ2位に浮上したD1GP エビス大会 -
第2回
自動車
運悪く同門対決になってしまったTOYO TIRES! D1 奥伊吹は ベスト4ならず - この連載の一覧へ