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本当に車を運転した時と同じような疲労が起こってすごい

超小型で超リアルなドライブシミュレーター「DRiVe-X」を試す!

2022年05月23日 17時00分更新

文● 貝塚/ASCII

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ステアリングは発注時に選択できるほか、好みの物を取り付けることもできる

路面の凹凸を拾うステアリング、実車さながらのペダルの重さ

 乗り込んでみると、本物のコックピットに乗ったような気分になってくる。試乗機では伊スパルコ製のシートが装着されていたが、シートは、好みに応じてカスタマイズできる。ステアリングも同様だ。

ペダル部。踏み心地は非常にリアルだ

 ペダルの踏み心地もリアル。重さ(反発力)は変更することができ、実車の重さと揃えることで、より実際の体験に近いシミュレーションが可能になる。

レバーで前後に動かすことで、ドライビングポジションを調整できる

 試乗では、いくつかの車種をエミュレートして、静岡県のサーキット「富士スピードウェイ」を走行した。ちなみにコースも、車種も専用ソフトにふんだんにプリインストールされており、このコースは、アイロックが自社開発したものである。

 まず驚いたのが、本物の車のように、路面の状態を反映した振動が手元に伝わってくる点。サーキットから外れて芝生や砂地を踏んでしまうと、ステアリングが効きにくくなり、操作も重くなる。この感触が非常にリアルで、順調に走行しているときはスムーズなのだが、悪路にステアリングが取られたり、意図しない急スピン時のキックバック(跳ね返り)が起きると、抑え込むのに相当な強い力が必要になる。

乗車イメージ。ありがたいことに、古賀氏と、アイロックのGINZA SIX Store Manager 窪田善文氏に指導を受けながら運転した。「ここでブレーキを思い切り踏んで、徐々に緩めながらハンドルを切ります!」など、丁寧に教えてくれたが、普段しない操作なので身体が全然ついてこない。レーサーの人って、すごいなあ

 サーキットでの高速走行をしたことがない筆者は、試乗中に少なくとも10回以上、壁に激突してしまったが、「高速走行時にコントロールを失うと、ブレーキやステアリングはこういう反応を示すのか」と実体験のように感じることができた。

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