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グーグル新発表のイヤホンとスマートウォッチ。アップルと比べて何がよさそう?

2022年05月13日 09時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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Wear OS by Googleを搭載するGoogle Pixel Watch

グーグル初のスマートウォッチ。対Apple Watchの勝算は?

 グーグルが初のスマートウォッチ「Google Pixel Watch」を発表しました。アメリカでは今年の秋に、フラグシップスマホのPixel 7/Pixel 7 Proと今秋の同時期に発売されることが、明らかにされています。価格情報は公開していません。

 プラットフォームには、もちろんWear OS by Googleを搭載します。新しく登場するGoogle Walletアプリによる電子決済、Googleマップによるナビ、スマートホームIoTデバイスのリモコン操作などが、「できること」として発表されました。

Fitbitによるヘルスケア・フィットネスツールを搭載予定

 昨年にグーグルが買収を完了したFitbitによる、ヘルスケア・フィットネスツールもGoogle Pixel Watchに搭載されます。

 スマートウォッチのヘルスケア・フィットネスツールは、利用時にどうやってメニューを確認できるかが、使い勝手の良し悪しを決めると筆者は思います。最大のライバルであるアップルの「Apple Watch」はワークアウトの記録を管理できるスマートウォッチですが、フィットネスコーチはウォッチ単体ではなく、米国などで先行する独自のサブスクリプションサービス「Apple Fitness+」との組み合わせにより実現しています。テレビやiPad、iPhoneの画面でワークアウトの動画を再生しながら、Apple Watchでフィットネスデータを確認・記録するという仕組みです。

 グーグルの場合、YouTubeの動画サービスと連携してフィットネス動画を配信する方法があると思います。またディスプレイデバイスもGoogle Nest Hubや、Google TV内蔵スマートテレビを活用できる家庭も多くありそうです。既にYouTubeにエクササイズ動画を公開している人気のYouTuberも沢山いるので、彼らをコンテンツパートナーとして巻き込めれば、Google Pixel Watchを最もエキサイティングなヘルスケア・フィットネスツールとして成功させることも難しくないと思います。

 Google Pixel WatchがApple Watchのシェアを脅かす勝機がほかもあるとすれば、Pixel WatchがAndroidとiOSの両プラットフォームをサポートすることです。Apple Watch以外のスマートウォッチを試してみたい、iPhoneユーザーの「乗り換え」を促すことができるかもしれません。

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