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潔いシンプルさと使いやすさが魅力の 「arrows ケータイ ベーシック F-41C」

2022年05月16日 13時00分更新

文● 村元正剛(ゴーズ) 編集●ASCII

提供: FCNT

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3G停波のあとも
安心して長く使い続けられる仕様

 F-41Cは、おサイフケータイは使えません。Wi-Fiにも対応しておらず、多くのケータイが備えているBluetoothや赤外線も搭載していません。と書くと、デメリットのように思われるかもしれませんが、筆者が試用した時に、それらの必要性を感じることはありませんでした。

F-41Cのメニュー画面(左)と「設定」を開いた画面(右)。一般的なケータイより機能は少ないが、ケータイとして不可欠な機能はもれなく揃っている

 前述の通り、F-41Cはあくまでも電話とメールをメインに使う人に向けた端末です。現在ケータイを使っていて「ウェブやアプリはほとんど使わない」という人には、Wi-FiやBluetoothはあっても困らないけど、無駄な機能とも言えるでしょう。F-41Cは、それらを思い切って非搭載にすることで、1万円台という画期的な価格を実現しているわけです。また、機能があるためにうっかりオンになっていて、電池消耗を早める心配もありません。

 しかし、1万円台とは言え、安心して長く使い続けられる性能は備えています。防水(IPX5/IPX8)・防塵(IP6X)に対応し、米国国防総省の資材調達基準であるMIL規格の14項目にも準拠。さらに、外装ケース(側面と背面)は抗菌・抗ウイルス仕様になっているので、清潔に使うことができます。

防水・防塵対応なので、水回りでも安心して使える

 ネットワークは3GとLTEの両方に対応し、高品質通話のVoLTEにも対応。少し先の話ですが、2026年3月にFOMA(ドコモの3G)が停波した後も使い続けられるのが特徴です。さらに国際ローミングにも対応しているので、海外出張時にも利用できます。

電池持ちは良好
カメラは簡単に操作できることが利点

 バッテリー容量は1680mAh。機能が少ないこともあって電池持ちは良く、使い方によっては1週間くらい持ちそうな印象です。左側面にUSB Type-Cポートを備えていますが、充電に便利な卓上ホルダも同梱されています。使わないときは卓上ホルダに立てて充電できるので、電池切れの不安もありませんでした。

USB Type-Cケーブルを挿して使える卓上ホルダーを同梱

電池持ちがいいが、さらに「エコモード」も備えており、電池残量が少なくなった場合に、自動で切り替わる設定もできる

電池パックは取り外し可能。電池パックを外すと、nanoSIMとmicroSDを装着できる

 裏面には約810万画素のカメラを搭載。最近のスマホに比べると、物足りないスペックですが、ただシャッターを押すだけという簡単操作が魅力。画質は “そこそこ” ですが、ケータイの画面に表示して楽しむには十分な印象。撮った写真を待受画面の壁紙にすることもできます。

アウトカメラは約810万画素で、インカメラは非搭載

カメラの操作性はシンプル。センターキーを押すだけで撮影できる。左が撮影画面で、右が実際に撮影した写真

左は写真、右は動画撮影の設定画面

 カメラは、この端末のコンセプトからすると非搭載にすることもできたかもしれませんが、覚えておきたいことをメモとして撮影でき、QRコードも読み取れるので、やはり必要不可欠だと感じました。なお、インカメラは搭載されていません。

QRコードリーダーのほか、歩数・活動量計、ボイスレコーダーなど、日常的に便利に使える機能は揃っている

【まとめ】単純に“携帯電話”として使いたい人はもちろん
ビジネス用にも最適

 arrows ケータイ ベーシック F-41Cは、電話やメールの利用が中心で「スマホは必要ない」「とにかく安くて丈夫なケータイがほしい」という人には、もってこいの端末といえるでしょう。使ってから実感できる便利な機能が多いので、満足度も高そうです。

 とにかく端末価格が安いので、プライベートでスマホを使っている人が、通話用の2台目として持つにも最適。FCNTでは、法人向けにも販売も予定しており、企業のニーズに合わせて、機能を制限したり、セキュリティーを強化するなど、多くの機能カスタマイズができるとのこと。なによりも導入コストを抑えられることが大きなメリットといえるでしょう。 

提供:FCNT

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