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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第348回

量販店で単体購入可、5G・FeliCa・防水対応で高コスパのシャオミ「Redmi Note 10T」

2022年05月11日 12時00分更新

文● 佐野正弘 編集●ASCII

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マクロカメラが削除、超広角カメラもなし
フロントカメラは800万画素に

 続いてカメラだが、Redmi Note 10Tは約5000万画素/F値1.8のメインカメラと、約200万画素/F値2.4の深度カメラの2眼構成と、シャオミ製スマートフォンとしてはかなりシンプルだ。Redmi Note 9TやRedmi Note 10 JEと比べた場合、メインカメラの画素数が大きく変わらず(約4800万画素/F値1.79)、マクロカメラが削除されていることを考えると、撮影シーンの幅が狭くなっているのは残念だ。

カメラは約5000万画素のメインカメラと、約200万画素の深度カメラのみ。撮影に使うのは実質1つだけとかなりシンプルだ

 5000万画素というのは最近のミドルクラスのスマートフォンとしては一般的なもの。特筆すべき特徴があるわけではないが、撮影シーンが狭いことを除けば日常での撮影に大きく困ることはないだろう。

Redmi Note 10Tで風景を撮影したところ。特別な要素があるわけではないが綺麗に撮影ができている

別の場所で風景を撮影したところ。雨天下のためやや暗めの状況下だが、樹木などの細かな部分もしっかり表現できている

花に近づいて撮影したところ。マクロカメラがなくなっているので、あまり寄って撮影することはできないのに注意

 機能面を見てもポートレートや夜景撮影、そしてAI技術を活用したシーン認識など、最近のスマートフォンでスタンダードな機能は一通り備わっている。5000万画素をフル活用して撮影できる「50M」も用意されているので、解像度重視で撮影したい時は有効活用したい。

ポートレート機能を使い、メインカメラで撮影したところ。深度カメラが備わっているのでボケ感のある撮影も手軽にできる

「プロ」「ポートレート」以外の機能を見ると、「夜景」や5000万画素をフル活用した「50M」など、ベーシックな機能は一通り揃っているようだ

 一方のフロントカメラは800万画素と、こちらもミドルクラスとしてみれば標準的ではあるものの、Redmi Note 9T(1300万画素/F値2.25)と比べるとやはりスペックダウンしているのが気になる。ビューティー機能など必要な機能は一通り備わっているが、カメラのパフォーマンスはやや低下しているのが残念だ。

フロントカメラで撮影したところ。画素数は落ちているがビューティー機能の利用は可能だ(写真はビューティーモード適用)

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