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ConceptD 7 SpatialLabs Edition「CN715-73G-SL76Z」

エイサー、裸眼3D立体視対応ノートPCをコンシューマー向けに販売開始

2022年04月28日 14時15分更新

文● ASCII

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ConceptD 7 SpatialLabs Edition「CN715-73G-SL76Z」

 日本エイサーは4月28日、裸眼での3D立体視を実現する没入型体験SpatialLabs(スぺイシャルラボ)テクノロジーを搭載した、クリエイター向けブランドConceptDのノートPC、ConceptD 7 SpatialLabs Edition「CN715-73G-SL76Z」を、コンシューマー市場に向けて受注生産販売を開始した。直販価格は64万6800円。

 本製品は4月6日に法人市場での取り扱いをスタートしていたが、フリーランスなど個人利用での要望が多かったため、今回コンシューマー市場での販売スタートを決定した。本製品は、ビックカメラグループ、ヨドバシカメラ、Joshin、ZOAのECサイト、Acer公式オンラインストアにて受注生産で販売する。

 CN715-73G-SL76Zは、目と顔の位置と動きを認識するアイトラッキング技術、3D表示を可能にするディスプレー、3Dクリエイター向けのリアルタイムレンダリング技術、2Dコンテンツを3Dへ変換するAI技術を組み合わせることで、裸眼による3D立体視を実現。3Dコンテンツを作業しながらリアルタイムでPC上で360度の視点から確認できるので、3Dクリエイターやデザイナーの作業スピードがアップするという。

 さらに、裸眼3D体験に必要な機能として、3Dアプリ管理ツール「SpatialLabs Experience Center」内で以下の3つのアプリを提供する。

・SpatialLabs Model Viewer
 主要な3D形式のファイルをインポートし、立体3Dで表示するアプリ。アイトラッキング技術と専用カメラがユーザーの顔と目の位置情報を捉え、表示された3Dモデルに組み込まれる。例えば、画面内でオブジェクトが左右に移動すると、ユーザーがオブジェクトの左右に移動したかのように、3Dモデルの見える角度も変わる。Autodesk 3DS MAX、Blenderなどの主要な3Dソフトウェアと互換性がある。

・SpatialLabs Go
 BlenderおよびMAYA(PiStage)の3Dソフトウェアを使用し、リアルタイムレンダリング技術により、外付けの2Dディスプレーで編集し、立体3Dでリアルタイムに表示をするアプリ。2DコンテンツをAI技術により疑似的に3Dレンダリング(サイドバイサイド方式へ変換)し、3D表示をする機能も搭載。写真や画像だけでなく、ビデオ動画やビデオゲームなど、さまざまなフルスクリーン2Dコンテンツを疑似的に3Dで表示する。

・SpatialLabs Player
 右目用と左目用の映像を左右に並べたサイドバイサイド方式のビデオを、立体3D表示するプレーヤーアプリ。

 主なスペックは、Windows 11 Pro、第11世代インテルCore i7プロセッサー、NVIDIA GeForce RTX 3080、64GBメモリー、1TB SSD(NVMe PCIe)を搭載。15.6型の4K UHDディスプレーは、IPSパネルを採用。PANTONE認定済みの色再現、デルタE 2未満の正確な色精度、Adobe RGB比100%の色域を表示可能。

 Acer独自の冷却ファンである第4世代AeroBlade 3Dファンと独自の冷却テクノロジーを組み合わせて搭載し、静音ながら高い冷却性能をうたう。また、SpatialLabsは、プログラムの実行に必要な補助的なライブラリーやエンジンであるAcer独自のAcer XR Runtimeを使い 3D制作プラットフォームであるUnreal Engineに対応する。

第4世代AeroBlade 3Dファンと独自の冷却テクノロジーを組み合わせて搭載

 インターフェースはThunderbolt 4対応のUSB 3.2 Type-Cポート、USB 3.2 Type-Aポート×2、HDMI出力ポート、DisplayPort出力ポート、有線LANポートを備える。

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