Silent-Master NEO Z690/D4をベンチマーク
高負荷時でもCPU温度は62度!性能を犠牲にしないCore i5-12400&RTX 3060の超静音PC
2022年04月07日 11時00分更新
基本的に、現代PCの騒音は冷却ユニットの動作音になる。その都合上、性能と騒音はトレードオフになる場合が多い。そんな中、サイコムの「Silent-Master NEO Z690/D4」は異質な存在と言える。第12世代インテルCoreプロセッサー(以下、第12世代Core)の定番モデル「Core i5-12400」や、GeForce RTX 3060搭載ビデオカードを搭載しながら、動作音が静かなゲーミングPCだからだ。
ただ単純に静音性だけを追求するなら、冷却ユニットがファンレス仕様の無音PCも存在する。しかし、そういったPCはビデオカードを搭載しておらず、CPUは低発熱のAtomやCeleron、Pentiumといった性能が低いものを採用していることがほとんど。いくら静かでもゲームを快適にプレイできるだけの性能がなければ、「ゲーミングPC」とは言えない。
前回はSilent-Master NEO Z690/D4の内部構成をチェックし、その静音仕様に対するこだわりを紹介した。また、サイコムによる従来モデルの検証結果を参照し、数値的な裏付けも明らかにした。そこで、今回はこの静音性を実現しながら、どの程度の性能を発揮できるのかをチェックしていく。
Silent-Master NEO Z690/D4 | ||
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標準構成の主なスペック | 試用機の主なスペック | |
CPU | インテル「Core i5-12400」(6コア/12スレッド、最大4.4GHz) | |
CPUクーラー | Noctua「NH-U12S」(空冷、120mmファン、サイドフロー) | |
マザーボード | MSI「PRO Z690-A DDR4」(インテルZ690、ATX) | |
メモリー | 8GB×2、DDR4-3200<メジャーチップ・8層基板> | 16GB×2、DDR4-3200<CENTURY MICRO製、メジャーチップ・8層基板> |
ストレージ | Crucial「MX500 CT500MX500SSD1」(500GB 2.5インチSSD、SATA 3.0、システムドライブ) | |
光学ドライブ | ASUS「DRW-24D5MT」(DVDスーパーマルチドライブ、SATA) | |
ビデオカード | MSI「GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12G OC」(GeForce RTX 3060、12GB GDDR6) | |
電源ユニット | Cooler Master「V650 Gold - V2 MPY-650V-AFBAG-JP」(650W、80 PLUS GOLD) | |
PCケース | Cooler Master「Silencio S600」(ATX、ミドルタワー) | |
PCケースファン | Noctua「NF-A14 FLX」(140mm)、Noctua「NF-S12A FLX」(120mm) | |
OS | Microsoft「Windows 10 Home 64bit」 | |
直販価格(2022年4月6日時点) | 22万600円 | 23万5290円 |