Core i5-12400FとGeForce RTX 3060採用で18万円台、「Apex Legends」で常時160fps以上の性能
20万円以下で超快適にフルHDゲームを堪能したいならイチオシ、最新CPU採用PC「ZEFT G24CZ」はFPSも高フレームレートでプレイ可能!
2022年03月25日 11時00分更新
第12世代CoreプロセッサーとAmpere世代のGPUを搭載しながらも、18万8800円と高いコストパフォーマンスを実現した、パソコンショップSEVENのゲーミング向けデスクトップパソコン「ZEFT G24CZ」。前回紹介したように、そのスペックはミドルレンジ向けとしては十分なものだった。とはいえ、実際にゲームをどの程度快適にプレイできるかは気になるところ。そこで、本稿ではZEFT G24CZでいくつかのゲームをプレイし、そのパフォーマンスをチェックしてみたい。
ZEFT G24CZ
https://pc-seven.co.jp/spc/15178.html
18万8800円(3月24日現在)
ZEFT G24CZの主なスペック | |
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CPU | Core i5-12400F(定格クロック2.5GHz、最大クロック4.4GHz、6コア/12スレッド) |
CPUクーラー | 空冷リテールクーラー |
マザーボード | ASRock B660M PRO RS(Intel B660チップセット) |
グラフィックス | GeForce RTX 3060 |
メモリー | Crucial製DDR4-3200 16GB(8GB×2)、スロット数4のうち2スロット使用 |
ストレージ | 500GB SSD(Western Digital WD Blue SN570、M.2、NVMe) |
PCケース | Thermaltake Versa H200TG RGB |
光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(外付けUSB接続) |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0 |
電源ユニット | Silverstone Strider Essential 600W(定格出力600W、80PLUS BRONZE認証) |
OS | Windows 11 Home(64bit) |
Apex Legendsで常時160fps以上の性能
コンテンツ制作でも高いパフォーマンスを実現
早速、定番ベンチマーク「3DMark」(Version 2.22.7334)の結果から見ていこう。まず「Fire Strike」では、Fire Strike“無印”で2万を超える高いスコアを発揮。テスト解像度が3840×2160ドットとなるFire Strike Ultraでは5000台にまでスコアが落ち込んでしまうものの、この結果を見るに、解像度が1920×1080ドットであればゲームは問題なく快適にプレイできそうだ。
一方、DirectX 12のテストである「Time Spy」では、ZEFT G24CZはTime Spy“無印”でもスコアは1万に届いていない。これは、Time Spy“無印”のテスト解像度が2560×1440ドットであるため、Fire Strikeに比べて負荷が大きいためだろう。
では、実際のゲームではどうなのか、「バイオハザード ヴィレッジ」の結果に移ろう。描画負荷が最大となる限界突破プリセットを選択してゲームをプレイ。その間のフレームレートを「CapFrameX」(Version 1.6.6)で取得し、データ全体の1%となる1パーセンタイルフレームレートを最小フレームレートの代わりに使用し、グラフ中に限り「Minimum(1%)」と表記することをここで断っておく。
その結果だが、ZEFT G24CZは、1920×1080ドットで1パーセンタイルフレームレートは100fpsを大きく上回るパフォーマンスを発揮。2560×1440ドットでも、1パーセンタイルフレームレートが60fpsを超えており、限界突破プリセットでこれだけのフレームレートを叩き出している点は立派。さすがに3840×2160ドットは荷が重過ぎるようだが、2560×1440ドット以下の解像度であれば、バイオハザード ヴィレッジを快適にプレイできるといっていい。
続いて「Apex Legends」では、オプションから描画負荷が最大になるように設定してプレイし、「Fraps」(Version 3.5.99)でフレームレートを取得した。ZEFT G24CZは、1920×1080ドットで常時160fps以上のフレームレートを発揮し、2560×1440ドットでも最小フレームレートは120fpsに迫る勢いを見せている。
FPSやTPSでは、より高フレームレートのほうが有利に立ち回れるので、ZEFT G24CZであればそういったコアなゲーマーでも満足のいくパフォーマンスが得られることは間違いない。
さらに「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」の結果もチェックしておこう。ここでは、最高品質に設定してベンチマークを実行しているが、ZEFT G24CZの1920×1080ドットでのスコアは、2万弱とかなり高め。スクウェア・エニックスが示す指標ではスコア1万5000以上が最高評価とされており、ZEFT G24CZは1920×1080ドットでそれを満たし、2560×1440ドットでもその指標にあとわずかのところまで迫っている。
ZEFT G24CZのゲーム以外の性能も見ておきたい。まずは、システム全体の性能が推し量れる「PCMark 10」(Version 2.1.2525)からだ。今回は、無償版でも利用できるPCMark 10“無印”のテストを実行しているが、ZEFT G24CZの総合スコアは6654とまずまず。スコアの詳細を見てみると、Webブラウジングやアプリケーションの基本性能を見るEssentialsが1万以上と最も高く、デジタルコンテンツ制作の性能を測るDigital Content Creationが1万弱と次いで高いスコアを残している。
つまり、ZEFT G24CZはゲーム以外にも動画編集やフォトレタッチの分野でも活躍できる性能を備えているというわけだ。
そこで、「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」をプレイした7分弱の動画ファイルを用意し、H.264/AVCとH.265/HEVCのそれぞれに「FFmpeg」でトランスコードした際に要する時間を測定してみた。すると、前者は14分弱、後者は30分ほど掛かっている。とはいえ、この結果から、CPUの「Core i5-12400F」でも、十分実用的な時間で作業を終了しているといっていいだろう。
最後に「CrystalDiskMark」(Version 8.0.4)で、ストレージ性能も確認しておきたい。ZEFT G24CZはシーケンシャルアクセスで、リードは最大3500MB/s強、ライトは2400MB/sほどと十分高いアクセス速度を発揮。ランダムアクセスもリードは最大700MB/s弱、ライトは最大400MB/s強と十分な速度が確保されており、ゲームのロードなどで遅いと感じることはなかった。
1920×1080ドットで快適なプレイを実現
価格も性能も申し分ない1台
以上のテスト結果から明らかなように、ZEFT G24CZは1920×1080ドットであれば、ほとんどのゲームが快適にプレイ可能だ。より高解像度でゲームをプレイしたいと考える人には物足りないかもしれないが、使っているディスプレイが1920×1080ドットまでの対応であるならば、ZEFT G24CZは十分なゲーム性能を備えているといっていい。 しかも、それでいて19万円を切る価格設定はかなり魅力的で、高コスパでゲームをプレイできるパソコンが欲しいと考えるのであれば、このZEFT G24CZはオススメしたい1台であることは間違いない。