「第27回 AMD Award '21」の授賞式典レポート
AMDアワード大賞は吉高 由里子主演の「最愛」に。「いらすとや」「ウマ娘」なども選出
2022年03月23日 18時00分更新
優秀賞
いらすとや
受賞者:みふね たかし
授賞式典でのコメント:フリー素材はあまり注目されることがないので、驚きつつ、嬉しく思っています。挿絵、ロゴといったものは、目立たずも、生活を陰ながら支えている存在です。これを機会に、興味を持ってもらえると嬉しいです。これからも、便利で楽しいサイトにしていきたいと思います。
授賞理由:イラストレーターのみふねたかし氏が制作したイラストを提供するフリー素材サイト。ほのぼのとした絵柄で汎用性が高く、バリエーション豊富で時事性にも強いイラストが2万5000点以上揃い、利用規約内において商用・非商用を問わず無料で利用できる。個人からプロクリエイター、企業、官公庁まで幅広く利用されており、今日では日常のさまざまなシーンでそのイラストを見かけるほどになった。2012年1月の開設から2021年1月まで9年間、毎日イラストを新規公開し続けた後、不定期の更新へと移行し、現在も精力的に更新を行っている。多種多様なコンテンツの制作を1人の作者によるイラスト素材で10年間支え続けたみふね氏の功績を讃える。
優秀賞
ウォーリー木下
受賞者:ウォーリー木下
授賞式典でのコメント:いま、(コロナ禍で)ライブエンタメ業界は本当に大変で、ひとつひとつの作品を作るにも、強い思いが集まってできているものです。2.5次元の舞台も、VR演劇も、必要に迫られて企画したものですが、演出家という立場で、その思いを邪魔しないようにすることを心がけています。
授賞理由:関西小劇場界で20年以上に渡って活動し、現在はハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」などの2.5次元の舞台やミュージカル・コンサートなど幅広い作品を手掛ける演出家であり脚本家。演劇とライブ、あるいはメディアアートとパフォーミングアーツの融合、さらには自宅に居ながら演劇を楽しめる「VR演劇」など、従来の“演劇”の概念を超えた新しい挑戦を続けている。2021年は「東京2020パラリンピック」開会式の演出を担当。そのストーリー性の高さや驚きの 演出で、賞賛の声が多くあがった。新たな表現に挑戦しつづけ、究極の大舞台から小劇場まで、幅広く感動を生み出し続けていることを称える。
優秀賞
ウマ娘 プリティーダービー
受賞者:『ウマ娘 プリティーダービー』運営チーム 株式会社Cygames
授賞式典でのコメント:スタッフ一丸となって、ユーザーの皆様に楽しんでいただけるように、リリースすることができました。評価していただいて、ありがとうございます。ユーザーの皆様、関係者の皆様にも御礼を申し上げたいです。ウマ娘は、先月で1周年を迎えました。今後もさまざまなコンテンツをお届けできるように、一丸となって進めて参ります。
授賞理由:過去の名馬や実在する競走馬をモチーフにした"ウマ娘"たちが主役を務めるクロスメディアコンテンツ。ゲーム、アニメともに細部にいたるまで競馬愛が伝わってくる作り込みの深さで、ゲームファン、競馬ファンのみならず多くのユーザーを魅了。その影響力は甚大で、競馬人気の盛り上がりにも大きく貢献している。実際のエピソードをベースとした多彩なストーリーからグラフィックやモーションまで、シミュレーションゲームとして全方位で完成度が極めて高く、ゲームは2022年1月時点で1300万ダウンロードを達成。制作チームの熱意と愛情が結実した各コンテンツのさらなる発展にも期待を込めて表彰する。