前へ 1 2 次へ

ELDEN RINGを快適にプレイするために必要なPC環境を実プレイで探る

文●石川ひさよし 編集●北村/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 フロム・ソフトウェアの最新タイトル「ELDEN RING」(エルデンリング)が2月25日にリリースされた。オープンワールドのアクションRPGタイトルだ。PlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X、同Series S、Xbox Oneに加え、PC(Windows)用にも展開される。

 今回は、ELDEN RINGを快適に楽しむためのPCハードウェアスペックを探るべく、GIGABYTEのGeForceビデオカード3製品を切り換えつつフレームレートを計測してみた。

 ELDEN RINGのハードウェア動作要件はすでに公表されているが、あらためてここでも紹介しておこう。

必要動作環境
CPU Core i5-8400(第8世代6コア6スレッド)
Ryzen 3 3300X(Zen2世代4コア8スレッド)
メモリー 12GB
ビデオカード GeForce GTX 1060 3GB
Radeon RX 580 4GB
DirectX DirectX 12(FEATURE LEVEL 12.0)
ストレージ容量 60GB以上
サウンド Windows互換オーディオデバイス
OS Windows 10
推奨動作環境
CPU Core i7-8700K(第8世代6コア12スレッド)
Ryzen 5 3600XZen2世代6コア12スレッド)
メモリー 16GB
ビデオカード GeForce GTX 1070 8GB
Radeon RX Vega 56 8GB
DirectX DirectX 12(FEATURE LEVEL 12.0)
ストレージ容量 60GB以上
サウンド Windows互換オーディオデバイス
OS Windows 11/10

 必要動作環境はCPU、GPUともに開発当時のミドルレンジクラス、推奨動作環境は開発当時のハイエンドクラスのパーツと言える。

 現在の最新パーツは、CPU、GPUともに高性能化が進んでおり、一つ下のクラスでも要件を満たせるかもしれないが、そうしたところは実際に動かしてみなければわからない。それでは今回の検証環境を紹介しよう。

テスト環境
CPU インテル「Core i5-12600K」
(10コア/16スレッド)
CPUクーラー GIGABYTE「AORUS WATERFORCE X 280」
(簡易水冷、280mmラジエーター)
マザーボード GIGABYTE「Z690M AORUS ELITE DDR4」
(インテルZ690、Micro ATX)
メモリー GIGABYTE「AORUS RGB MEMORY GA-AR36C18S8K2HU416RD」
(8GB×2、DDR4-3600)
ビデオカード GIGABYTE「GeForce GTX 1660 GAMING OC 6G」
GIGABYTE「GeForce RTX 3050 GAMING OC 8G」
GIGABYTE「GeForce RTX 3070 VISION OC 8G」
ストレージ GIGABYTE「AORUS Gen4 SSD GP-AG41TB」
(1TB、PCIe 4.0 x4 NVMe SSD)
OS Windows 11

 CPUのCore i5-12600Kは、現在で言えばミドルレンジだが10コア16スレッドというスペックは、推奨動作環境のCore i7-8700Kを上回る。一方、今回お借りしたビデオカードは、GeForce GTX 1660、GeForce RTX 3050、GeForce RTX 3070だ。

第12世代インテルCoreプロセッサーの「Core i5-12600K」

水冷クーラーは280mmラジエーター搭載の「AORUS WATERFORCE X 280」

インテルB6660チップセットを搭載するGIGABYTEのマザーボード「Z690M AORUS ELITE DDR4」

メモリーはDDR4-3600対応のGIGABYTE「AORUS RGB MEMORY」。8GB×2枚を用意した

SSDはPCIe 4.0に対応する「AORUS Gen4 SSD」の1TBモデル

 GeForce RTX 3070は最新ハイエンドモデルなのでなんら不安はないとして、GeForce GTX 1660、GeForce RTX 3050は最新世代とは言えミドルレンジよりもやや下である。ゲームにおいてはビデオカード(GPU性能)の影響が大きいため、プレイ可能としてもどのくらいの解像度、どのくらいの画質設定でどのくらいのフレームレートが出せるのか注目だ。

推奨動作環境に近いスペックのGIGABYTE「GeForce GTX 1660 GAMING OC 6G」

1月29日に発売されたばかりの最新モデルとなるGIGABYTE「GeForce RTX 3050 GAMING OC 8G」

4K解像度+最高画質を狙えるGIGABYTE「GeForce RTX 3070 VISION OC 8G」

 あらかじめ、ビデオカードの性能を見る標準ベンチマークと言える「3DMark」のスコアを紹介しておこう。

ELDEN RINGで計測する前に、3DMarkで各ビデオカードの性能差をチェック

 ビデオカード性能としてはGeForce RTX 3070を搭載するGeForce RTX 3070 VISION OC 8Gがもっとも高く、頭一つ抜け出している。これに続くのがGeForce RTX 3050を搭載するGeForce RTX 3050 GAMING OC 8G。GeForce RTX 3050はリアルタイムレイトレーシングをはじめとした次世代グラフィック機能をサポートするRTX 30シリーズのエントリーGPUだ。

 そしてGeForce GTX 1660を搭載するGeForce GTX 1660 GAMING OC 6Gが続くが、GeForce RTX 3050とのスコア差はそこまで大きくない。性能と価格はおおよそ比例する。ただし、現在、需要と供給の関係でビデオカード全般の価格が高くなっており、コストパフォーマンスを考慮する必要があるだろう。

前へ 1 2 次へ

過去記事アーカイブ

2024年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
2023年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2022年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2021年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2020年
01月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2019年
01月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
11月
12月
2017年
08月
2015年
04月
09月
2014年
10月
2010年
01月
02月