米AMDは2月15日、Xilinx(ザイリンクス)の全株式を取得し、買収手続きが完了したことを発表した。
ザイリンクスは1984年にフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)を発明して製品化した企業。2012年には3Dスタックをベースにした最初の製品を発表し、SoCプロセッサーをプログラマブルロジックと統合した製品や、AI推論と信号処理といった高度な技術を持つ。
買収の完了により、AMDはハイパフォーマンス・コンピューティング、アダプティブ・コンピューティング企業として大幅に規模を拡大し、コンピューティング、グラフィックス、アダプティブSoCにわたる強力なポートフォリオの提供が可能になるとしており、AMDは初年度に非GAAP利益率、非GAAP EPS、フリー・キャッシュフローの増加を見込んでいるという。
買収完了により、ザイリンクスの株主は、ザインリンクスの普通株式1株当たり、AMDの普通株式1.7234株とAMDの普通株式1株に満たない現金を取得。今後、ザイリンクスの普通株はNASDAQ市場で取引できなくなる。