第12世代Core i7+GeForce RTX 3070 Ti Laptop GPUを搭載し従来モデルを過去のものに

ゲームベンチマークテストでわかった!爆速化を果たしたゲーミングノートMSI「Katana GF76 12U」レビュー

文●飯島範久 編集●ASCII

提供: エムエスアイコンピュータージャパン

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第12世代インテルCore+GeForce RTX 3070 Ti搭載

 CPUは、ハイブリッドコアアーキテクチャを採用する第12世代インテル Core i7-12700H(2.3~4.7GHz)を搭載。14コア(6P+8E)の20スレッドで、従来モデル(Core i7-11800H搭載モデルに比べ)より約30%向上しているという。このCPUは、モバイル向け高性能モデルとして1月に登場したばかりのものだ。

「HWiNFO」によるCPUまわりの情報表示

 グラフィックスは、NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti Laptop GPU 8GB GDDR6を搭載。従来モデル(NVIDIA GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPU)に比べて50%の性能アップを果たしている。GeForce RTX 30シリーズとしては、エントリークラスからミドルクラスへ引き上げられたことで、より高画質でのプレイが望める。

「GPU-Z」によるGPUの情報表示

 これだけのCPUとGPUを搭載するとなると、かなりの冷却性能が要求されるが、2基のファンと6本のヒートパイプを採用した「Cooler Boost 5」を搭載。長時間の駆動でも安定した性能を実現する。ちなみに2基のファンがフル稼働すると最大57.5dBA程度だった(本体正面から30cm離れた地点で計測)。

排気口は、両側面と背面にある

「World of Tanks enCore RT」を実行したときのセンサー情報。CPUは最大93度でGPUは最大64.9度(ホットスポットでは76.8度)となった

 メモリーは16GB(8GB×2)DDR4を搭載。最大64GBまで換装できる。またストレージは1TBのM.2 NVMe SSDを搭載。M.2接続のPCIe Gen4対応スロットがもうひとつ用意されているので、別途SSDを挿すことでゲームデータなどを別ストレージに分けることもできる(※)。
※MSI公認サポート店でのみ増設が可能

ストレージ性能を「CrystalDiskMark 8.0.4」にて計測。従来モデルがシーケンシャルリードで2000MB/秒だったので、大幅に向上している

 インターフェースは、USB3.2 Gen1 Type-C×1 、USB3.2 Gen1 Type-A×2、USB2.0 Type-A×1、HDMI×1、ギガビットLAN×1、ヘッドホン出力(Hi-Res対応)/マイク入力 コンボジャック×1を備え、電源は240W出力の専用アダプターを採用。無線LANはWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)で、Bluetooth 5.2を採用している。

左側面にはUSB3.2 Gen1 Type-A×1とUSB2.0 Type-A×1を配置

右側面には、ギガビットLAN×1とHDMI×1、USB3.2 Gen1 Type-C×1、USB3.2 Gen1 Type-A×1、コンボジャック×1を備える

 バッテリーは4562mAhとボディーサイズからすると容量が少ない感じもするが、最高のパフォーマンスでプレイするなら、基本は電源を挿した状態でプレイすることになるので必要十分だろう。

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