仕事で使えるビジネス版LINEである「LINE WORKS」(ワークスモバイルジャパン)の連載では、アカウント作成の基本からビジネスシーンでの活用術、便利なTipsなどを紹介していく予定。第76回は、いまちょうど毎年のスタンプ投票が行なわれているLINE WORKSで使えるスタンプについて解説する。
LINE WORKSではビジネスシーンに便利なスタンプが用意されている
LINE WORKSではビジネス用スタンプが使えるのが特徴だ。個人向けLINEとは異なり、ユーザーが自由に追加することはできない。とは言え、LINE WORKS限定で使えるスタンプや、クマの「ブラウン」をはじめとするLINE公式キャラクタースタンプも用意されている。
LINE WORKS限定で使えるスタンプには「ありがとうございます」、「よろしくお願いします」などの敬語スタンプや会議、電話応対、通勤など仕事のやりとりで使うのに重宝するスタンプが用意されている。
仕事用だからと言って、堅苦しい真面目なものばかりではなく、ひよこの「サリー」が蝶を追いかけけたり、花に水やりをするなど、どんなタイミングで使っていいのか分からないスタンプまであるのも面白い。
タスクを完了したり、何らかの報告をしたりしてくれた相手に対し「お疲れ様、ありがとう」と入力すれば良いことだが、何か別の要件で手が離せないタイミングもあることだろう。そんな時でもスタンプなら1秒で送信できる。時間が空いてしまって放置と思われるより、即レスした方がお互いに気持ちよく仕事ができるのは当然だ。
しかも、スタンプだからこそ伝わるニュアンスもある。感謝を伝える際にすごくありがたがっているようなスタンプを選べば、そのニュアンスが伝わるだろう。指示や依頼を出すときにも、「お願い」しているようなスタンプを送れば高圧的な雰囲気にならなくて済む。
コロナ禍でテレワークが広まったことにより、従業員間の雑談が減った。これが、想像以上に影響が大きく、モチベーション低下やアイディア不足、メンタルの不調にもつながっている。せっかくLINE WORKSでチャットするなら、スタンプを活用して自由な会話を楽しもう。そんな時も、スタンプも取り入れれば、手間をかけずに楽しく密なコミュニケーションが行なえるのだ。
今年も「スタンプ総選挙」開催! 使いたいスタンプに投票しよう
とはいえ、日々LINE WORKSを使っていると一通りのスタンプを使ってしまい、新鮮味がなくなってくる。そこで、ユーザーが望むスタンプを追加するために、LINE WORKSでは2021年から「スタンプでも仕事が進む スタンプ総選挙」が開催されている。この企画は、毎年の開催が予定されている。
2021年度は、岡村優太さんとくまみねさんのスタンプが24個ずつ、計48個が追加された。若い男性が手を合わせて「感謝」していたり、猫が指さして「ヨシ!」といっているスタンプなどはもはや定番として活用されていることだろう。
そして、今年のスタンプ総選挙では2021年10月から募集したリクエストを元に、2022年1月19日から選挙が行なわれているのだ。期限は2月21日までで、選挙で選ばれたスタンプは4月から利用開始できる。
今回のイラストレーターも2人。「ごきげんぱんだ」などユーモラスなキャラクター達が人気のイラストレーター・まんが家であるにしむらゆうじさんと、「いらすとや」を運営するみふねたかしさん。それぞれ30個の中から好きなスタンプ3つに投票する。
にしむらゆうじさんは可愛い動物のキャラクターたちが、「がんばります」「いそぎます」とアピールしているデザインが多い。一部のスタンプにLWUGというマークが付いているが、これはLWUGと呼ばれるLINE WORKS USER GROUPに参加している人たちが考えたものだそう。
みふねたかしさんは「OK」「ありがとうございます」「少し遅れます」など、ビジネスシーンで使える基本パックのようなラインナップ。様々なところで目にする「いらすとや」の絵柄は馴染みがある。LINE WORKSユーザーとしては、「ノートを見てください」「フォルダに入れました」がとてもありがたい。
スタンプを選び終わったら、年齢や性別、業種、職種を選択して投票が完了。投票した先着1000名には各イラストレーター×LINE WORKSのオリジナルグッズがプレゼントされる。このプレゼントを希望するなら、名前やメールアドレス、住所、電話番号ももれなく入力すること。
投票結果は2022年4月にLINE WORKSのスタンプリストで判明する。どんなスタンプが追加されるのか楽しみだ。