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アドバンテックとマクニカ、業界初*1の量産対応可能な産業用ベアボーンPCの販売を開始

アドバンテック株式会社
2022年02月03日

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アドバンテック株式会社
マクニカによるNVIDIA Jetsonモジュールとのセット販売及び導入支援により、エッジAIコンピューターの開発期間短縮を実現

産業用コンピューター、IoTデバイスの分野において世界トップシェアのアドバンテック株式会社(以下アドバンテック、本社:台湾 2395.TW)と、半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス&ソリューション・プロバイダーの株式会社マクニカ(以下マクニカ、本社:神奈川県横浜市)クラビス カンパニーは、業界で初めて量産対応可能な産業用グレード ベアボーンPC 「EPC-R7200」の販売、およびマクニカによるNVIDIA(R) Jetson(TM) モジュール (Xavier(TM) NX、TX2 NX、Nano(TM))とのセット販売とワンストップでの導入支援サポート提供を開始いたします。 *1:2021年10月アドバンテック調べ



AI テクノロジーは、医療、製造、物流、リテールなど幅広い業界での導入が加速度的に進んでおり、高精度カメラから入力される映像をもとにエッジAIコンピューターのGPU上で高速推論をさせることで、優れた洞察を低遅延・リアルタイムに得ることを可能にしました。

このような背景から近年では、エッジAIコンピューターの需要増加や利用用途の拡大が急速に進んでおり、機能や性能に対する市場の要求はますます高度化・複雑化しています。エッジAIコンピューターを開発する企業では、耐環境性や入出力インターフェイス(I/O)の種類、画像処理性能への要求など多様化する市場のニーズに迅速に対応するために、複数のラインナップを同時並行で開発する必要がありますが、試作機ごとに異なるGPUやI/O構成を用意し、それぞれの組み合わせでドライバインストールやソフトウェア開発などが必要となることから、量産化までの開発期間が長期化する傾向にあり、製品の迅速な市場投入が課題となっています。
ベアボーン機構を採用したアドバンテック「EPC-R7200」は、GPUモジュールとI/Oオプションが選択可能なため、複数ラインナップの試作機の開発を同一プラットフォーム上で並行して進めることができます。また、「EPC-R7200」は業界で初めて量産対応が可能なベアボーンPCであるため、試作機の構成をそのまま量産に移行させることができ、開発期間や開発費の大幅な削減が可能となることから、エッジAIコンピューターの市場投入を加速することが期待できます。

マクニカは、アドバンテック「EPC-R7200」の取り扱いを開始するとともに、国内正規代理店として取り扱うNVIDIA Jetsonモジュール(Xavier NX、TX2 NX、Nano)とのセット販売を開始いたします。また、これらの製品を組み合わせてご利用いただくお客様に対して、マクニカが窓口となりワンストップで導入支援サポートを提供いたします。これは、NVIDIA 製品のサポート経験豊富なマクニカの技術者による障害発生時の原因切り分けなどの技術サポートや、NVIDIA Jetson上で動作するソフトウェア開発者キット(SDK)の導入支援など、一貫したサポートを提供するものです。さらに、ご要望に応じて、アドバンテック「EPC-R7200」にNVIDIA Jetsonモジュールを組み込み、動作確認を済ませた状態で提供することも可能です。

※一部サポートやキッティングサービスは有償となります。
詳細はこちらをご覧ください。
https://www.macnica.co.jp/business/semiconductor/articles/nvidia/140493/

産業用グレード ベアボーンPC「EPC-R7200」製品概要
「EPC-R7200」は、NVIDIA Jetson モジュール(Xavier NX、TX2 NX、Nano)に対して、フォームファクタと I/F ピン配置で完全に互換性のあるキャリアボードが搭載されており、NVIDIA が提供しているソフトウェア、NVIDIA Jetson 開発者キット(JetPack™ SDK)で動作します。SDKはすべてのJetsonシリーズにおいて完全互換性があり、3種類のJetson モジュールのいずれかを「EPC-R7200」に直接換装すると、ドライバのインストールや機能構成の設定無しに I/O を利用できます。

また本製品は、広い動作温度範囲(-40~85 ºC)、ワイドレンジ DC 電源 9~24V、および 3.0Grms の高い耐振動性をサポートし、堅牢で高品質なアルミニウム筐体(152x137x42mm)で最適な放熱性と ESD 保護機能を提供します。

詳細については以下URLをご覧ください。
https://advantech-tj.co.jp/topics/21296

NVIDIA Jetson モジュール(Xavier NX、TX2 NX、Nano)
NVIDIA Jetson™ は、自律マシンと組込みアプリケーションの世界をリードするプラットフォームです。このプラットフォームには、小型で高性能なコンピューターの Jetson モジュール(CPU、GPU、PMIC、DRAM、ラッシュストレージを備えたSOM (System-on-Module) で提供)、NVIDIA JetPack™ SDK等、開発をスピードアップする製品で構成されたエコシステムが含まれます。SDK等のソフトウェアはJetsonのすべてのプラットフォームにおいて互換性があり、ソフトウェア デファインドの自律マシンを開発するために必要なパフォーマンスと電力効率性を顧客に届けます。

詳細については以下URLをご覧ください。
https://www.macnica.co.jp/business/semiconductor/manufacturers/nvidia/products/7001/

アドバンテック株式会社について
アドバンテックは、IoTインテリジェントシステムおよび組込みプラットフォームの分野でグローバルトップシェアのインダストリアル・プラットフォームメーカーです。「Enabling an Intelligent Planet(インテリジェントでサステナブルな地球を実現する)」をコーポレートビジョンに掲げ、近年はIoT、ビッグデータ、AIのトレンドを取り入れ、エッジインテリジェンスなWISE-PaaS AIoTプラットフォームとマーケットプレイスのインダストリアル業界向けソリューションを提供し、クライアントとビジネスパートナーとが結びつきを深め、AI・IoT時代の新たなビジネスをCo-Creation(共創)できるエコシステムの実現を進めています。
詳細はWebサイト(https://www.advantech.co.jp) をご覧ください。

株式会社マクニカについて
マクニカは、1972 年の設立以来、最先端の半導体、電子デバイス、ネットワーク、サイバーセキュリティ商品に技術的付加価値を加えて提供してきました。従来からの強みであるグローバルにおける最先端テクノロジーのソーシング力と技術企画力をベースに、AI/IoT、自動運転、ロボットなどの分野で新たなビジネスを展開しています。「Co.Tomorrowing」をスローガンに、最先端のテクノロジーとマクニカが持つインテリジェンスをつなぎ、ユニークなサービス/ソリューションを提供する存在として社会的価値を生み出し、未来社会の発展へ貢献していきます。当社は、横浜に本社を構え、世界23ヶ国85拠点をベースにグローバルなビジネスを展開しています。マクニカでは社内カンパニー制を導入しており、クラビス カンパニーはそのうちの1カンパニーで、NVIDIA社GPU製品やAI関連商材を取り扱っており、トータルコーディネートが可能です。
詳細はWebサイト(https://www.macnica.co.jp)をご覧ください。

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