ラベルシールステッカーを貼れば完成なのですが
モトコンポのミリタリー風イメチェン計画もいよいよ大詰め! カッティングマシン「STiKA」を使って自作した切り抜きステッカーを貼り終え、後は以前作ったラベルシールステッカー(第300回「軍用車の注意書き&データプレート風ステッカーを作りました」)を貼るのみとなりました。
これらのステッカーを作ったのは去年の10月ごろ。早いもので、もう3ヵ月も前になります。
その間に、トップカウルの後部に貼る「横倒し時の注意書き」のデザインを変え、フォントをNやWの角が尖っていないものにしたあと、切り抜きステッカーに変更したりしました。
角がシュッと尖っているより、平らにカットされている方がミリタリーっぽく見える気がします。ラベルシールステッカーもほとんどがこのトゲトゲなフォントを使っているので、こっちもぜひ変えたい。
というわけで、前回に続いてラベルシールステッカーも作り直すことにしました。もう何度目になるかわからない後戻りです。
いらないデータを削除します
まず、元のステッカーから不要なものを削除します。
ラベルシール用に作ったデータはA4サイズで3枚分。1枚は各種注意書き、1枚は重量・サイズ・固定方法などを記したデータプレート、1枚は管理番号などのデータプレートです。注意書きはでっち上げのオリジナル、2つのデータプレートはハンヴィーに貼られているものを参考にして作りました。
データの修正が必要なのは1枚目の各種注意書きです。
削除したデータは3つ。ひとつは「横倒し時の注意書き」。前回切り抜きステッカーに変更したのでもういりません。
後の2つはマフラーの高温注意を示す「WARNING HOT EXHAUST」とリアカウルの破損を防ぐ「DO NOT TOUCH」。これらも切り抜きステッカーに変更したので不要です。
2点はフォント変更のみ
次はデザインの修正。フォントだけ変えたものもあれば、デザインも変えたものもあります。
フォントだけ変えたのは2種類。「キックペダル使用時の注意」と乗っちゃダメな場所を示す「NO STEP」です。
この2つは切り抜きステッカーのフォントを変えた時(第315回「モトコンポの切り抜きステッカーを再作成して貼り直し」)と同じく、FuturaのMediumだったフォントをFutura PTのDemiに変更しました。FuturaではAやNの角の先端が尖っていたのが水平にカットされています。
「キックペダル使用時の注意」は文字の左右が縮まり、行間が広くなったように見えますが、文字サイズや字間・行間はいじっていません。Futura PTはFuturaより小さく、同じポイント数だと縮小されたようになるみたいです。
文字サイズを大きくして行間を詰めれば元と同じサイズにすることもできるんですけど、これはこれでバランスが取れているように見えるのでこのままにします。
貼る場所は左のカウルの真ん中あたり。キックペダルの所にする予定です。
「横倒し時の注意書き」などの3点を切り抜きステッカーに変えた時、カウルに貼るのは切り抜きステッカーだけにして、ラベルシールの注意書きは全部トップカバーに貼るようにするつもりだったんですよね。注意が必要なのは乗ってる自分なので、自分から見えない位置に貼っても意味がありませんから。
でも「キックペダル使用時の注意」を試しにキックペダルの所にマスキングテープで貼ってみたところ、これがいかにも注意書きっぽく見えてグッドルッキン。キックする時は車体から降りて行なうように指示されているので、それならむしろトップカバーよりこっちが正解かも。ということでカウルに貼ることにしました。
「NO STEP」の方はこの大きさを変えたくなかったので、左右幅を基準にして拡大しています。
レバーのイラストを修正します
一番下の「シートレバーの注意書き」は、フォントの変更だけでなくイラストも微調整しました。
モトコンポは使用時にシートを引き上げ、格納・運搬時はシートをフレーム内に収納するようになっています。その時にシート下にあるレバーを引き上げる必要があり、これはその注意書きを想定してでっち上げたもの。
イラストはシート下にあるレバーを横から見たところで、シートを上下させるときにレバーを引くようにという指示のつもりです。
引っ張る部分はゴムのようなコーティングがされているので、レバーとの間に細い隙間を作ってあったんですけど、プリントアウトしたらほぼ見えなくなってしまったので間隔を3倍ぐらいに拡げました。
この注意書きは文字数が多いため、フォントが小さくなったら横幅がだいぶ小さくなってしまいましたが、少し大きすぎたかなと思っていたので好都合。それに合わせて枠を縮小しています。
燃料種別のステッカーはカウルに
使用燃料を示す「ガソリンのみ」というステッカーは、給油口の所に貼ろうと思っていたものです。モトコンポのガソリンタンクは給油口の手前に注意書きが貼られているんですけど、ウチのはそれが無かったので代わりにこれを貼ろうかなと。
が、ここでまたもや確認ミスが発覚します。
トップカバーを取り付けてみたら、給油口のあたりはカバーに隠れて全く見えなくなっちゃったんですよね。ずっとトップカバー無しで作業をしていたため、全然気づいていませんでした。自己満足のためのステッカーなのに見えないのでは価値半減というかほぼゼロです。
トップカバーの前方中央に貼ろうかと思ってサイズを変えたりしてみたものの、、給油時はトップカバーを外す必要があるためそこもイマイチ。トップカバーのステッカーが飽和状態にあるので数を減らしたいというのもあります。
で、普通紙に印刷したダミーをあちこちに合わせてみた結果、トップカウルの左側面、給油口の真横に貼ることにしました。
ただ、ここに貼るとなると、今のままではちょっと大きすぎ。それに黄色地に黒枠というのがキックペダルの注意書きと被ってしまうのも面白みに欠けます。そこで全体を縮小し、黒枠を取っ払ってみました。目立ちすぎずいい感じ。
シマシマを逆向きに
「操作時のチェックリスト」は大幅にリニューアル。フォントを変更し、それに合わせてサイズを小さくしました。
さらに周囲のシマシマを太くして数を減らし、斜めの向きを逆の右下がりにします。斜めの方向なんてどっちでもいいんですけど、ハンヴィーに貼られているデカールを確認したら、こっち向きだったんですよね。真似しようと思っていたのにちゃんと見ずに作ったら、まんまと逆さまでした。
幅を小さくしたのは、トップカバーに置いてみたら思った以上にデカかったためです。場所を取りすぎるのでスリムにしました。
「オイルランプの確認」は色も貼る場所も変えます
ラストは「オイルランプの確認」ステッカー。これも全く違うものに変えます。
WARNINGはCAUTIONよりも危険度が高いので、「!」マークを追加。そして色を赤に変えました。黄色より危険という意味もありますが、一番の理由はトップカバーに置いてみたら黄色ばっかりになってしまったためです。
オイルのチェックランプはメーター内にあるので最初はその近くに貼るつもりだったんですけど、合わせてみたら貼れるようなスペースがなかったんですよね。そこでトップカバーに合わせてみると、当然のようにトップカバーが黄色だらけに。「NO STEP」の黒や「操作時のチェックリスト」のシマシマだけでは持つ気がしません。ということでワンポイント的に赤を持ってきてみました。
RGBで真っ赤のR:255、G:0、B:0にしたら印刷では明るすぎたので、CMYKでM:100%、Y:100%にして、さらにCを30%入れて暗くしています。
これで注意書きステッカーの修正は完了です。完成まで後少し!
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