こだわりの材料と製法で作る、芸術的なジン
紅櫻蒸溜所の内部も見学させてもらった。足を踏み入れるとすぐに感じられたのは、これまでに嗅いだことのないような素晴らしい香りだ。
甘さも感じるが、遠くに渋みのようなものも感じる。何かが熟成されたようなこもった印象もあるし、鼻から頭の先へと抜けていくフレッシュな爽快感もある。蒸溜に使われるさまざまな植物の香りが複雑に組み合わさって、信じられないほど芳しい。もしも天国があるなら、このような香りが漂っているかもしれない。紅櫻蒸溜所のクラフトジンは国内だけでなく、海外市場でも支持を得ているそうだが、この香りを嗅げば納得だ。
また同社がこだわっているのが「旨味」という要素。北海道産の日高昆布、干し椎茸、切干大根を蒸留に使用しており、これらの天然素材から抽出される旨味成分のグルタミン酸やグアニル酸がたっぷりとジンの中に溶け込んでいるのだ。
味のベースを支える旨味成分、強く香るメインのジュニパーベリー、その上に乗る種々の香料と、味や香りが層のように積み重なっているからこそ、紅櫻蒸溜所のクラフトジンの力強い味わいが生まれているのだろう。メビウス・オプションシリーズの香りと組み合わさったときに、打ち消しあうのでなく、混ざって高めあうような状態になったのも、そこに秘密があるように感じた。
ちなみに、#0513 Purple Moonと#0216 Yellow Breezeのベースとなった「9148」というジンの名称は、ジョージ・オーウェルによるSF小説「1984」のアナグラムだ。1984の中では「まずいジン」が不自由な管理社会のアイコンとして描かれているが、そのタイトルを反対にした「9148」という名称に、自由な世界、自由な発想、自由な価値観という意味合いを持たせている。
紅櫻蒸溜所を運営する北海道自由ウヰスキー取締役社長の林 英邦氏は「私たちは、ジンを芸術作品だと思って作っています」と話す。レシピ番号や蒸溜日をプリントしたラベルを手張りした、たっぷりとした厚みのある美しいボトルは部屋に飾っておきたくなるような出来栄えだが、実際に、コレクションをしている人も多いのだそう。
全国規模で大企業とコラボレーションをする機会は、紅櫻蒸溜所にとっても今回が初めての試みだったそうだが、”味と香りにこだわり、本物の個性を追求する”という、両社のプロダクトに対する共通の想いから生まれたクラフトジンは、嗜好品としての加熱式たばこの新たな可能性を見せてくれている。
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なお、本稿で紹介しているオリジナルクラフトジンは、上記Ploom Shopで12月16日から提供されている。Ploomデバイスを所有している「CLUB JT」会員、「Ploom X CLUB」会員なら誰でも無料で楽しめるので、Ploom Shopを訪れる機会があれば、ぜひその衝撃的な味わいを楽しんでほしい。