AX310とAM330を導入するメリットとは
簡単に配信できる! AVerMedia「AX310」「AM330」はゲーム実況者を目指す人にオススメの最強コンビだ
2021年12月06日 11時00分更新
動画配信プラットフォーム上で老若男女問わず多くの人がゲームを遊ぶ様子を配信する「ゲーム実況」。配信者の多くはより良い環境を構築するためにマイクやアンプといった機材を買いそろえるのだが、それぞれが結構な値段なうえにデスク上のスペースを取ってしまう。
また、これから配信をやってみようかなと考える人にとって、そういった機材の導入はかなりハードルが高く、つまづきやすいポイントだといっても過言ではないだろう。
そこでオススメしたいのがアバーメディア・テクノロジーズ(以下、AVerMedia)が販売する、「Live Streamer NEXUS」(以下、AX310)と「Live Streamer MIC 330」(以下、AM330)だ。これから配信を始める人に向けて、2機種の魅力をお届けする。
これから実況配信を始めたい人にオススメのデバイス
まずはAX310から。この機材はどういったシロモノかというと、PC上のオーディオ関連の操作だけでなく、配信用で多くの人が利用しているソフトウェアの操作もできる万能なミキサー内蔵コントロールセンターといったところだ。AX310の実売価格は3万9600円前後。
詳しい機能面の説明をする前に、AX310の外観を見ていこう。本体カラーはブラックを基調色として、実測約216×145×62mmで上面部の傾斜は約13度ほどある。この本体の下部に付属の土台を装着するとキーボードのチルトスタンドのように傾斜角を約30度、高さを93mmまで底上げすることが可能だ。設置時に好みの角度に変更できるのは使いやすさにも影響が出るので、これは嬉しいポイントだ。
上面部は5インチの静電容量式タッチパネル、ゴム製のファンクションボタン(物理ボタン)×4、ロータリーエンコーダー(音量調節ツマミ)×6といった構成だ。このコントロールパネル風の上面部で、さまざまな機能を動かすことになる。
4つあるファンクションボタンは誤操作をさせないためか硬めで、少し力を入れないと押し込めないようになっている。そして上面部の手前側にあるロータリーエンコーダーは回すごとにカチカチとしたノッチ感のある感触が伝わるので、感覚的にどれくらい回しているのかよくわかる。また、マイクのロータリーエンコーダーを押し込むとクリック感が返ってきて、マイクをミュートにするといった具合で簡単に機能のオンとオフを切り替えられる。
背面部は電源と入出力端子で構成されている。その内訳はPHONES(3.5mmヘッドフォン出力)、LINE OUT(3.5mmスピーカー出力)、マイク(XLR 6.3mmに対応したコンボ端子)、LINE IN(3.5mm 3極TRSステレオ)、CONSOLE IN端子(光デジタル)、USB(PCと接続)だ。
本体側面にはLEDイルミネーションによる発光ギミックが仕込まれている。ギラギラと光りだす様子からいかにも”ゲーミング”の雰囲気が漂っており、メインターゲット層は配信を嗜むゲーマーであることが伝わってくる。
以上がAX310の外観となる。コンパクトなボディーにオーディオミキサー、配信ソフトウェアコントロールといった機能が詰め込まれているスグレモノだ。だが、本機は「Creator Central」と呼ばれる専用のソフトウェア導入しなければ機能しない。
ソフトウェアをカスタムして、
快適な配信環境を構築しよう
AVerMediaが提供している専用ソフトウェアのCreator Centralは、AX310を運用するうえで導入必須のソフトウェアだ。ちなみに導入時にAVerMediaへの会員登録が必須となるので、本機の導入を検討しているのであれば事前に登録を済ませておくと良いだろう。
Creator Centralの画面は一見するとややこしそうに見えるのだが、実際は非常に簡単だ。まず、ソフトウェアの左ペインにアイコンで表されたさまざまな機能が配置されている。うーん、やはり見た目はややこしそうに見えるのだが……。
上記画像のように、使いたい機能を左ペインから選んで操作パネルに割り当てていく。割り当てた機能はパネルに表示され、使いたい機能をタッチするだけでOKだ。最初、筆者もこのソフトウェアを立ち上げたときは「う~ん、俺に扱えるのだろうか?」と疑問に思っていたが、30分も使っていれば自然に操作できるようになっていた。うん、超簡単だったよ。