大容量のSSDを搭載したNASならファイルのやり取りが快適で作業も効率化
Crucial(クルーシャル)の2.5インチSSD「MX500」に4TBが登場、2基で高速大容量NASが現実的に
提供: マイクロンジャパン
2.5GbEのネットワークアダプターを装着した自作PCと「DRIVESTOR 2 Pro」を2.5GbEのハブでつなぎ、ネットワークドライブとしてマウント。アクセス速度の性能を測る「CrystalDiskMark 8.0.4」を使って検証してみた。なお、比較対象として一般的なHDDを装着したものも計測している。
結果としては、意外とHDDが健闘しており、シーケンシャルリードは同等レベルで、シーケンシャルライトは100MB/秒近い差がついている。また、PC側をギガビットLANに接続した場合は、以下のような結果となる。
SSDもHDDもほぼ同等のレベルになっており、LANの速度が足かせになっていることがわかる。この結果からみると、アクセス性能をフルに発揮させるには、2.5GbE以上のLAN環境であることが望ましいことがわかる。おさらいだが、2.5GbEをMB/sのスピードに直すと、約312MB/sが理論上の上限スピードとなる。つまり同様に、1GbEは約125MB/sである。
もう1つ、ファイル転送時間も計測してみた。ストップウォッチで3回計測し、その平均値を出している。こちらも2.5GbEとギガビットの2通りを計測し、PCからNAS(to NAS)、NASからPC(from NAS)の両方を測った。なお、転送に使ったファイルは、動画ファイル約64GB、RAW画像553枚ぶん(1枚約60MBで約30.7GB)である。
結果は、PCからNAS、NASからPCいずれもSSDのほうが速いという結果となった。転送するデータ容量が大きいほど差が開くので、動画やRAWファイルなどの大きいデータを多く扱うならSSDのほうが断然いい。
このように上記の「CrystalDiskMark」の結果だけでは見えない性能差が、この差につながっている。面白いのが、ギガビット環境であっても、SSDのほうが速かったこと。既存のギガビットLANを搭載したNASを所有しているユーザーも、SSDに換装するだけで効果はあるという結果となった。
NASにもSSDを装着する時代へ
「MX500」4TBモデルの実売価格は4万6500円前後。4TBのHDDに比べたらまだまだ高価ではあるが、より高速なアクセスが可能になり、故障するリスクも低減されるのであれば、導入する価値はある。
また、最近は2.5GbE対応のNASやスイッチングハブも安価になってきており、環境を構築しやすくなっている。いまからNASを導入するのであれば、LAN環境も踏まえて検討すべきだ。
プライベートNASでの活用なら、SSDの耐久性も十分にあり、今後NAS用のストレージとしてSSDは最有力になるはず。「MX500」4TBモデルの登場で、今後の展開が楽しみであると同時に、さらに価格が下がっていけば、ますますその傾向が加速するはずだ。
(提供 マイクロンジャパン)
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