このページの本文へ

「TikTok Japan Creator Academy」オンラインセミナーレポート

TikTokフォロワー93万人、関ミナティさんに聞く「トップクリエイターのノウハウ」

2021年11月15日 15時00分更新

文● TikTok Japan

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 TikTokでは、クリエイターの育成やコミュニティ強化のために、日頃からさまざまな支援をしています。その一環として10月4日からスタートしたのが、日本独自のクリエイター支援プログラム「TikTok Japan Creator Academy」。クリエイター100組を対象に、3ヶ月間で総額約3000万円の動画制作支援金を提供。さらに、本プログラムの参加者同士やトップクリエイターとの交流を通じて、動画制作に関するアドバイスやノウハウを共有していきます。

※こちらはTikTok Japanの公式noteに掲載された記事を転載したものです。元の記事ならびにTikTok Japanの公式noteについては以下のリンクでご覧いただけます。

ノウハウを惜しみなく披露
「テンションが上がった瞬間をキャッチして」 

 このプログラムの一環として、10月6日に開催した参加クリエイター限定のセミナーイベント「トップクリエイターの思考法」の模様をレポートします。

 TikTokのフォロワー数が93万人に達する「マツダ家の日常(@matusdake)
」の関ミナティさんを講師に招き、未来のトップクリエイターを目指す参加者に、動画アイデアの出し方やアカウント運営のノウハウなどをアドバイスしてもらいました。

 参加者限定のシークレットなアドバイスも数多く飛び出す中で、今回は関ミナティさんの代表作の一つでもある、関暁夫さんのモノマネ動画が生まれたきっかけや、バズる動画アイデアの出し方をご紹介します。普段TikTokで動画を投稿している方にも大いに役立つ内容なので、ぜひ参考にしてみてください。

「マツダ家の日常(@matusdake)」関ミナティさん

動画投稿のきっかけは大好きなキャンプ中に

 バズる動画を作るには、「自分がやりたいことを見つけるに尽きる」と関ミナティさんは話します。関暁夫さんのモノマネ動画をきっかけに、一躍トップクリエイターの仲間入りを果たした関ミナティさんがTikTokを始めたのは、好きでハマっていたキャンプでの出来事がきっかけだったそう。

 友人とお酒を飲んでいるときに、たまたま関さんのモノマネをしたところ、一同大爆笑。お酒の勢いと楽しさに任せて、そのまま2時間以上もモノマネを続けたそうです。そのとき、動画を撮っていた友人(マツダ家の日常 イーロン)が「これTikTokに上げていい?」と聞いてきました。これがTikTokを始めるきっかけになり、現在までの活躍につながっているとしました。当時は関ミナティさん自身、「こんなの誰が面白がるんだ?」と思っていたそうですが、思い出作りのつもりで投稿したのが、1本目の動画だったと言います。

 トップクリエイターになった今でも、「当時のキャンプの延長をやっているような感覚で、楽しく活動できている」と話す関ミナティさん。プログラムの参加者にも自分がやりたいことを見つけるのが大切だと呼びかけました。

TikTokの動画でテンションが上がる瞬間を見つける

 やりたいことの見つけ方についても、具体的な提案がありました。関ミナティさんは、TikTokで動画を見て投稿したいネタを研究するときに、「自分のテンションがグッと上がる瞬間を発見してほしい」とコメントし、テンションが上がって「いいね」を押したら、すぐ次の動画に移るのではなく「なぜテンションが上がったのかを文字で書き出すこと」とアドバイスしました。メモした動画が10本ほど溜まって見返すと「自分がアガる瞬間に共通点が見えてくる」と話します。

 こうしたことを繰り返すと、「どこが好きなのかもより具体的になる」とのこと。例えば、イケメンが踊っているのが好きだと気づいたあとで、書き出したメモを見返すと、実は筋肉質なイケメンが踊っているのが好きだったというように、自分の趣向が一段深く掘り下げられると言います。ここで「なぜ、筋肉質なイケメンが踊っているのが好きなのか」を書き出して掘り下げていくと、自分のやりたいことが見えてくるとアドバイス。仮に「この男性にデートに誘われたらどうしよう」とドキドキしてテンションが上がったのであれば、同じような感情を生みだす動画を作るにはどうすればいいのか、どんな工夫をすればいいのかを考えていけばいいと話しました。

 関ミナティさん自身も同じような自己分析をした結果、「現在流行っているものに一捻り加えて動画を作ること」が好きだと気づいたそうです。そして生まれたのが、当時TikTokでバズっていたラップを関暁夫さんのモノマネで歌う動画でした。

120%の力で動画を作って早く答えに辿り着く

 動画を作って投稿すれば、伸びる動画と伸びない動画の違いもわかってきます。ここで、関ミナティさんがアドバイスするのは、120%の力をかけて動画を投稿すること。そうすれば「答え(伸びる動画)に辿り着くのが早くなる」と言います。「手を抜いてしまうと、伸びなかったときにどうしても言い訳が口をついてしまい、そもそもそのテーマがバズるか見極めるのにも時間がかかってしまう」としました。

 また、よく見かける「共有からSNSを開いて○番目に表示された人は将来彼女になる」のように、アルゴリズムの力を借りてバズるような方法は「このプログラムの参加者には絶対にやってほしくない」としました。「視聴者の方は想像以上に目が肥えていて、一日に何時間もTikTokを見ている人も多い。小手先のテクニックで一時的にバズったとしても、『あ、そういうことをする人なんだ』と心の中で無意識にカテゴライズされたら、その後は応援されなくなってしまう」と、全力で向き合うことの大切さを語りました。

 他にも、残念ながらここではお話しできないマネタイズのリアルな話題が飛び出したり、関ミナティさんに直接質問する機会も設けられるなど、プログラム参加者にとっては大変刺激的で学びの多いイベントになりました。TikTokでは今後も「TikTok Japan Creator Academy」を通じて、未来のトップクリエイターを育成していきます。これからも開催したイベントの模様は随時noteで共有していきますので、どうぞお楽しみに!

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ