柳谷智宣のkintoneマスターへの道 第101回
6社のブースで注目の新製品や新機能を聞いてきた
幕張メッセで「サイボウズデイズ2021」開催! 注目ブースを突撃取材
2021年11月04日 10時00分更新
「ソラコムとつなげます」(ジョイゾー)
「システム39」というkintoneアプリ開発サービスが人気のジョイゾーのブースではこれから登場する製品を見せてもらった。「ソラコム連携プラグイン」というkintoneとソラコムを簡単につなぐためのサービスだ。
「SORACOM IoTストア」(https://soracom.jp/store/)で販売されている「LTE-M CO2センサー RS-LTECO2 スターターキット」(1万9800円)で取得したCO2濃度や温度、湿度などのデータをkintoneに自動で追加してくれるのが特徴。
実機でデモを見せてもらったのだが、電源を入れて少し経つと、レコードが追加され、二酸化炭素濃度に「435」という値が表示された。
「本来、ソラコムの画面で設定する項目を、kintoneのプラグイン画面で設定できるんです。ケーブルをつなぐだけで、使い始められるので手間がかかりません。もちろん、1つのプラグインの中で複数台の管理ができます」(脇野氏)
プラグインの価格はまだ未定とのこと。複数の会議室でCO2を測定して、kintoneで密具合を管理したい、という企業には面白いソリューションとなりそうだ。
「krewDataでCSVやExcelを取り込める」(グレープシティ)
グレープシティのブースではいつも通り、「krew」シリーズを展示していた。krewシリーズは、kintoneをExcelライクなUIで利用できるようになる「krewSheet」、アプリ間の自動集計ができる「krewData」、データを可視化する「krewDashboard」の3種類。会場は説明を聞くために黒山の人だかり。隙間を縫ってEnterprise Solutions事業部 佐々木豪人氏にお話を伺った。
「新機能としては、先日(10月20日)にリリースしたkrewDataの外部ファイル入出力機能があります。DropboxのようなクラウドストレージにあるCSVやExcelファイルを読み込んで、kintoneに取り込めるようになります」(佐々木氏)
これまではkintoneのアプリ間でデータをいじるものだったが、それにプラスして外部のデータを入出力できるようになったのだ(関連記事:早く提案したい!ジョイゾーが語る「krewData」の気になる新機能)。アップデートなので、従来のユーザーでも追加コストなしに利用できるという。
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