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Dynabook、ニューノーマル時代に即した製品やソリューションを出展

2021年10月15日 17時00分更新

文● 市川/ASCII

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10月14日に行なわれた出展アイテム内覧会

 Dynabookは10月14日、シャープ 東京ビルで「出展アイテム内覧会」を開催した。

 本イベントでは、10月19日~22日までオンラインで行なわれる「CEATEC 2021 ONLINE」に出展予定の製品やソリューションを一足先に見ることができた。

 出展された製品やソリューションはいずれも、コロナ禍でテレワークが当たり前になってきたニューノーマル時代に即した製品などが多かった。それでは展示されていた製品やソリューションを紹介していく。

ニューノーマル時代に対応したモバイルPC

 ニューノーマル時代に対応する製品として展示されていたのが、軽量・薄型を追求した13.3型のノートPC「dynabook G83」と14型のノートPC「dynabook MJ54」である。

 モビリティーを高めたという両製品は、最新の第11世代インテルCoreプロセッサーを搭載。薄型・軽量でありながら長時間の駆動ができるテレワークにおすすめの機種だ。

 また冷却・放熱技術やシミュレーションに基づく筐体設計技術などを施した「エンパワーテクノロジー」を装備。CPUのパフォーマンスを安定的に保つことができるので、リモート会議中に動作が重くなるなどの心配を軽減できる。

 バッテリー駆動はdynabook G83がおよそ18.5時間、dynabook MJ54がおよそ15.5時間と、どちらも長時間、使用できるモデルとなっている。1泊2日での出張時などは充電なしで使うことができるほか、ワ―ケーション時に電源が確保できない状況でも安心して利用できる。

 さらにディスプレーは180度開く設計で、画面を共有しながら会話できるといった利便性が向上しているほか、SDカードスロット/有線LANコネクター/マイク入力・ヘッドホン出力端子/USB3.1(Gen1)コネクター×2/Thunderbolt 4コネクター×2などのインターフェイスも充実している。

業務の「見える化」を実現するJob Canvas

 今回の展示ではハードだけでなく、働き方改革につながるソリューションも紹介されていた。

 具体的には、コロナ禍によって、テレワークが主流となりつつある中、企業がメンバー個々の働き方を把握することが難しくなっているという現状を改善する働き方可視化ソリューション「Job Canvas」だ。

 「在宅勤務でメンバーがどういった作業をしているのか分からない」、「メンバーがどのように稼働しているのか管理しずらい」といった悩みを抱えている企業の声もあるという。

 そこで本ソリューションは、PCから稼働状況・アプリ使用状況などをクラウドサービスに収集。収集した稼働情報はブラウザーで可視化できるので、メンバーの仕事の様子をいつでも把握できるようになる。

 またメンバーのPC稼働状況から、事前に設定したルールに基づき、稼働時間違反等を検出し、知らせる「アラート機能」も搭載。

 さらに最新バージョンでは、Microsoft Teamsと連携できるので、チャット・通話ができる機能も追加されている。

 なお、Job Canvasはモダンワークスタイル(いつでも、どこでも仕事ができる)を確立するために必要なPC、ライセンス、サービスをワンストップで提供する「かんたんテレワーク スターターパック」に含まれている。

 かんたんテレワーク スターターパックではビジネスに必要な基本設定をPC初回起動時にクラウドから自動配信・自動インストールが可能なので、すぐに安心・安全なテレワーク環境を実現できるとしている。本パックの詳細についてはこちらを参照。

現場におけるDX化も推進

 ここまで、テレワークで使用する製品・ソリューションについて紹介してきたが、もちろん、働き方改革をしなければならないのは現場も同様である。

 本イベントではDXを推進する製品なども出展されていた。

 同社ではニューノーマル時代の新しい働き方の一環として、製造・メンテナンス・建設・物流などの現場におけるDXを推進している。

 そこで同社が提案しているのが、Windows 10ベースの小型PC「dynaEdge DE200」とメガネ型のウェアラブルデバイス「インテリジェントビューア AR100」を活用したdynaEdgeソリューションだ。

画像左:メガネ型ウェアラブルデバイス「インテリジェントビューア AR100」
画像右:小型PC「dynaEdge DE200」

 dynaEdge DE200は第11世代インテルCoreと同社独自のソフトウェアである「dynabook Edge AIエンジン」を搭載し、現場にいながら高度な処理が可能。

 また最大およそ7.5時間のバッテリー駆動時間で、本体の5ボタンキーのみでWindowsアプリが操作できるので、作業者のスキルに関係なく直感的な操作ができるとしている。

 利用例としては、撮影データを現場で処理し、揺れ補正や明るさ補正を行なうことで、スムーズな情報共有などを可能にしたり、現場に専門家がいなくとも、AR100で出力した現場の映像を遠隔にいるエキスパートと共有できるので、音声通話をし、的確な指示を受けることもできる。

終わりに

 働き方改革といっても、テレワーク環境の導入、業務効率化、1人ひとりの稼働状況の見える化など解決すべき課題はいくつもある。

 しかし、本イベントでは、そんな課題を乗り越える企業努力がつまった製品やソリューションが多く展開されていたように思える。

 今回、紹介した製品やソリューションは冒頭に述べたように、「CEATEC 2021 ONLINE」で紹介される予定だ。気になった方は、覗いてみてほしい。

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