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小さな会社の兼任IT担当者、ネットギア「Insight」で社内ネット環境を整える 第13回

本体を郵送して接続してもらうだけで自動設定、簡単にリモート管理できるInsightの便利な使い方

在宅勤務社員のアクセスポイントも「NETGEAR Insight」でリモート管理

2021年10月14日 08時00分更新

文● 谷崎朋子 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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Insightの自動トポロジーマップ機能でネットワーク構成を見る

 Web版のInsightにはネットワークトポロジーマップ(構成図)の表示機能がある。これはネットワークロケーション単位で、Insightに登録されたアクセスポイントやスイッチ、ルーターから情報を収集し、エンドポイントデバイス(PCやスマートフォン)を含むデバイス間の「どこがどうつながっているのか」を自動的に構成、表示してくれる機能だ。Web版Insightの「Topology」タブで表示できる。

 今回追加した社長宅のWAX610(デバイス名:Remote-1)が、トロポジーマップ上でどのように見えるのかを確認してみた。ゴチソー弁当オフィスのルーター(Gochisoo_Router)配下には有線LANスイッチ(Gochisoo_Switch)や無線LANアクセスポイント(GochiAP-○○)、さらにそこに接続するPCやスマートフォンが表示されている。その一方で、社長宅のWAX610はオフィスルーターの配下ではなく、インターネット(ISP)を介した別ネットワークにあることがわかる。社長宅のルーターはInsight対応のものではないが、それでも表示できているのもポイントだろう。

Insightで表示したGochisooロケーションのトポロジーマップ

 このトポロジーマップ上では、稼働中のネットワークデバイスは緑色の円で、停止中のデバイスは赤色の円で囲まれて表示される。ネットワークに不具合が発生した場合、このトポロジーマップを開けばどのデバイスが停止しているのか、影響範囲(配下のデバイス)はどうかといったことも簡単にわかり、トラブルシューティングに役立つはずだ。

 ちなみに今回は、社長宅に設置するWAX610を既存のGochisooロケーションに追加したため、WAX610のSSID(および接続パスワード)はオフィスと同じものが自動的に適用されている。したがって、オフィスの業務PCを持ち帰った社長は、あらためてPCのWi-Fi接続を設定し直すことなくネットワーク接続できる。

 この点もIT管理者にとってはメリットになるだろう。同じオフィス内でアクセスポイントを増設する場合はもちろん、リモート拠点にアクセスポイントを追加する場合も、SSIDなどを1台ずつ個別に設定することなく、ロケーションに登録するだけで自動設定ができる。そして業務PCや業務端末は、どこの拠点に行っても同じWi-Fi設定で自動接続されるのだ。これはアクセスポイントの台数が増えるほど、管理者にとってはうれしい仕組みだと言える。

デバイスの稼働状況確認、ネットワークテストもリモートから実行できる

 Web版Insightからデバイスのさまざまな情報を見てみよう。Insightで管理している個々のデバイスの稼働状況や設定内容は、「Devices」タブからデバイスをクリックして詳細画面で確認できる。

 詳細画面の「Summary」ページでは、チャンネル(無線帯域)の使用率や接続中のクライアントOSなどを見ることができる。

デバイスの詳細情報「Summary」ページ

 「Topology」ページでは、このデバイスに接続されているクライアントがトポロジーマップで表示される。クライアントの詳細情報が知りたい場合は「Clients」ページを確認すればよい。

「Topology」と「Clients」のページ

 デバイスが接続できないなどのトラブルが発生した場合は「トラブルシューティング」ページを開けば、このデバイスを起点としてさまざまなテストができる。ネットワーク疎通を確認するpingテストをはじめ、アップロードおよびダウンロードの速度と遅延状況のテスト、ホスト間の経路情報を確認するtracerouteテストなどが実行可能だ。

「トラブルシューティング」ページ

このデバイスを起点としたインターネット接続スピードテストやtracerouteテストなどが実行できる

 数日後の夕方、ケンタロウの携帯が鳴った。社長からだ。郵送したWAX610がすでにインターネット接続されていることはInsightの管理画面で確認しているが、それでもうまくいったのかどうかは気になる。ケンタロウは少し緊張しながら電話に出た。

 「ケンタロウくん、無線つながったよー。いやぁ、速いし切れないね。さっそくWeb会議があったんだけど、音が途切れなくなってストレスが減ったわ。ありがとうね!」。ケンタロウはほっと胸をなで下ろす。口には出さなかったが、社長とのWeb会議に出席している社員の側では社長以上にストレスが減ったことだろう。

 導入前には、管理作業が増えるのは困ると思っていたケンタロウだが、Insightを使えばオフィスのネットワーク機器と一括管理できるので、作業負荷はほとんど増えなかった。稼働状態はリモートから監視でき、万が一アクセスポイントがダウンすればモバイルアプリやWebの管理画面に通知も来る。

 オフィス拠点外のネットワークでもInsightで簡単に管理できるんだなあと、ケンタロウは少し感心し、そして大いに安心したのであった。

(提供:ネットギア)

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