Bluetooth接続で使える幅296mmのコンパクトモデル
超人気ワイヤレスキーボードのテンキーレス版、MX KEYS MINIをレビュー
2021年10月14日 16時00分更新
ロジクールからワイヤレスキーボード「MX KEYS」(型番:KX800)のテンキーレスなコンパクト版、「MX KEYS MINI」(型番:KX700)が登場した。直販価格は1万3860円で、11月11日に発売予定だ。デバイス接続方法はBluetoothか別売のLogi Bolt USBレシーバーとなる。
MX KEYSから幅は70%縮小、重量は40%軽量化
MX KEYS MINIのサイズは296(W)×132(D)×21(H)mm、重量は506g。リモートワークなどで大人気のMX KEYSから幅が70%縮小し、重量は40%軽くなっている。小型化に伴なってキーも減っているが、主にテンキーを省いた形だ。MX KEYSと同様、デバイスを3台までキーで切り替えできる「EASY SWITCH」などの最新便利機能を備え、静音かつ指のかかりが良いラウンド形状のキーなどもそのままに、MX KEYSよりも取り回しやすい点がウリとなる。
また、価格もMX KEYSより2090円安く、「MX KEYSは欲しいけど、ちょっと予算が……」なんて二の足を踏んでいたユーザーには朗報だろう。さらに、商品発売記念としてロジクール・オンラインストアでは10%割引クーポンありで予約できるのでお得になる。コロナ禍でリモートワークをすることになったものの、居住空間にうまく作業スペースを広く取れない方にも注目してほしい。今回はそんなMX KEYS MINIを触る機会を得たのでレポートする。
MX KEYSはコンパクトながらキートップは実寸で約11mm、キーピッチは約19mmとMX KEYSと同じサイズで、打鍵感はまったく同じだった。押下圧は好みが分かれるところだと思うが、パンタグラフ特有のぺちぺちとした安い感触はまったくなく、円状にくぼんだキートップは指のかかりが良く、ミスタイプしにくい設計になっている点も好感触だ。
カーソルキーなど、一部キーレイアウトの変更で最下段のキーは小さくなっているが、タイピング主軸の使い方なら大きく機能性を損なうほどではない。普段使いならMX KEYS MINI、プログラミングや表計算ソフトなどで数字の入力が多いユーザーはMX KEYSといった住み分けになるだろう。
MX KEYS MINIでは新たに「ディクテーションキー」、「絵文字キー」、「マイクミュートキー」が追加されている。ディクテーションとはいわゆる自動文字起こしのことで、マイクに向かって話した言葉を自動でテキスト化してくれる機能だ。こちらはWindows 10では言語設定が日本語だと使えないものの、Windows 11やmacOSでは日本語もサポートしているとのこと。
絵文字キーは絵文字の候補を1発で出してくれるキーで、マイクミュートキーは自身のマイクを1発でミュートにしてくれるボタンだ。もちろん、解除も押すだけ。マイクミュートは慣れないユーザーインターフェースのオンラインミーティングサービスだとどこにあるか探して手間取ることもあるので、PCのマイク入力ごとサクッとミュートにできるのはありがたい。